象印のIH炊飯ジャー『STAN.』。
炊飯器とは思えない美しいデザインが特徴的で機能も充実。なかでも特に注目の機能が「離乳食メニュー」。ボタン1つで10倍がゆ、7倍がゆ、5倍がゆ、2倍がゆを簡単に作れるんです。
我が家には生後8か月の子どもがいて、おかゆを毎食つくっていますが、鍋で作るのって大変なんですよね。「もっと楽に作りたいな」と妻の要望で見つけたのがこの『STAN.』。
実際、使いやすいのか?炊き方や7倍がゆを作ってみての感想をご紹介します。
IH炊飯ジャー『STAN.』とは
商品名 | STAN. |
メーカー | 象印 |
メーカー型番 | NW-SA10-BA/NW-SA10-WA |
カラー展開 | ブラック(BA)/ホワイト(WA) |
発売日 | 2019年2月1日 |
参考価格 | 30,785円 |
『STAN.(スタン)』とは、象印の家電シリーズ。機能性と使いやすさ、日常生活に溶け込むシンプルなデザイン性を兼ね備えることをコンセプトにした家電シリーズです。
今回ご紹介するIH炊飯ジャーのほかに、電動ポット、コーヒーメーカー、ホットプレートの4製品を2019年2月1日に発売しました。
『STAN.』シリーズのIH炊飯ジャーは、サッと吹きやすいフラットなトップパネルを採用。取り外しが簡単な内蓋、拭きやすいシボ加工フラットフレームの採用など、メンテナンス性に優れています。
離乳食メニューも搭載で、忙しい子育て世代にピッタリの炊飯器です。
ベビーごはん(おかゆ)の炊き方
- 計量カップで米½カップを計る
- 米を洗って、水加減をする
- 「ベビーごはん」メニューを選んで「炊飯」を押す
計量カップで米½カップを計る
離乳食のおかゆをつくるときは、必ず米½カップ(0.5合)で炊飯をします。米½カップ以外で炊飯すると、吹きこぼれたりします。
米を洗って、水加減をする
米を洗って、水を加えます。水の量は、ベビーごはんの水位目盛にあわせます。水位目盛りは10倍がゆ、7倍がゆ、5倍がゆ、2倍がゆがあります。離乳食の進み具合にあわせて調整しましょう。
「ベビーごはん」メニューを選んで「炊飯」を押す
メニューボタンを押して「ベビーごはん」にあわせた状態で、「炊飯」ボタンを押して炊飯スタート。
ベビーごはんの炊飯時間の目安は65~72分です。急速はできません。意外と時間がかかるので、余裕をもって炊飯しましょう。
炊き上がった7倍がゆの様子は?
7倍がゆが炊き上がりました。
炊き上がると「きらきら星」のメロディーでお知らせしてくれます。この効果音は「ピッ」という音に変更もできます。
本当に簡単です。離乳食用ですが、体調の悪い時に大人が食べるのにも良さそうです。
今まで鍋でつくっていた7倍がゆより若干ゆるかったものの気にならないレベルですし、水加減を少し調整すればなんとかなりそうです。
1回の炊飯でできたのは、フリージング用の製氷皿1ケース分(写真右下)と、お茶碗1杯分(写真左上)。
『STAN.』で7倍がゆを作った感想
妻が喜んだ!良かった点
離乳食を毎日のように作っている妻が喜んだことは次の3つ。
- 放置してて良いからすごいラク
- 失敗がない
- 仕上がりの硬さの参考になる
『STAN.』の炊飯ジャーで7倍がゆをつくってみて一番良いのは、放置してても失敗なく炊き上がること。
通常、離乳食のおかゆを作るには、ごはんと水を鍋に入れて加熱します。この加熱中、吹きこぼれないようにずっと見張ってないといけません。吹きこぼれたりすると失敗します。また、慣れるまでは水加減や加熱時間の調整が難しく、出来上がりにむらがあります。
でも、この炊飯ジャーならボタン1つ押してあとは放置していれば勝手に出来上がります。水加減は水位目盛りにあわせるだけなので失敗しませんし、火加減も炊飯器が勝手にやってくれます。
実際、はじめて7倍がゆを作ってみたときも、失敗なくお手本のようなおかゆが出来上がって感動しました。硬さの参考にもなります。
ココがダメ!悪かった点
『STAN.』の炊飯ジャーに改善してほしい点は3つあります。
- 動作音がうるさい
- 炊きあがりの時間が長い
- 量の調整ができない
まず、動作音がかなりうるさいこと。炊飯中に「ブーン」という音がほぼずっと鳴っています。これは冷却ファンが回る音だそうです。この動作音、料理中やリビングで音楽をかけていればそれほど気にならないかもしれませんが、静かな部屋だとかなりの騒音です(寝ている赤ちゃんが起きる程度の騒音ではありません)。
炊きあがりまでの時間も長く、離乳食の7倍がゆの場合は72分の間、ほぼずっとこの音が鳴っているので苦痛です。
炊きあがりの量の調整もできません(やろうと思えばできるけど、難しい)。米½カップがマニュアルにある作り方で、増減はできないのです。我が家の場合、米½カップだと6食分のおかゆができあがりました。離乳食の進み具合によって変わると思いますが、「うちの子はそんなに食べない」とか、逆に「もっと一気につくりたい!」って人には不満に思うでしょう。
まとめ
不満点も書きましたが、鍋で離乳食をつくるストレスから解放されたので、結果的には良かったと思っています。とにかく、動作音がうるさいので、それが気にならないのならおすすめです。
それと、操作が簡単なので、普段は料理をしない男性でも失敗なく離乳食がつくれます。奥さんが旦那さんに炊き方を1度教えれば覚えられるので、「ちょっと離乳食のおかゆ作ってくれない?」なんてお願いをしても、イヤな顔をされないんじゃないでしょうか。