照明

明かりでワンランク上のリビングに!照明プランのポイントまとめ

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2019-12-02

インテリアコーディネーター

インテリアの専門学校「町田ひろ子アカデミー」を卒業後、家具屋「ACTUS」に勤務。現在はインテリアコーディネーターとして活動中。

この記事では、リビング照明によくある次の疑問について解説します。

  • リビングはどんな照明計画をするべき?
  • 光の色はオレンジと白のどっちを選ぶべきか?
  • どんな照明器具を選ぶべきか?
  • ダウンライトを使いたいけど、注意点はあるか?
  • 吹き抜けがある場合は、照明はどうするべきか?

リビング照明のポイント

1室多灯のリビング照明

起きている間、家の中でもっとも長い時間を過ごすのがリビング。

その使われ方も多様です。たとえば、テレビや映画鑑賞、読書に勉強、ソファで横になってスマホを見る、応接といった具合に、いろんな人が集まり、さまざまな過ごし方をします。

使われ方が多様なリビングは、それぞれの動作に応じた明かりを配置し、快適に過ごすよう配慮する必要があります。

先に家具配置を決める

照明の役割は、必要なところに必要な明かりを届けること。何もないところを照らしても意味がありません。

リビングに家具を何も配置していない状態であれば、照明の配置を考える前に、まず家具配置を決めてしまいます。部屋での過ごし方や動線をチェックし、主要な家具の配置を決めていくのです。

家具の位置が決まれば、どこにどんな明かりが必要か?具体的な検討ができます。

模様替えで照明計画をするときも、先に家具配置を見直して、そのあとに照明の配置を検討すると良いでしょう。

主照明と補助照明を組み合わせる

複数の照明器具を組み合わせたリビング

照明の配置は、まず「主照明」を決め、次に「補助照明」を決めていきます。

主照明とは、1灯だけで部屋全体を明るくするような照明器具のこと。シーリングライトが代表的ですね。主照明は便利ですが演出性には欠けます。そこで活躍するのが補助照明。部屋のコーナーや壁に飾った写真など、部分的に照らす照明器具が部屋の雰囲気づくりに役立ちます。

主照明と補助照明は組み合わせて使い、シーンに応じて使い分けができるようにします。これを「1室多灯」と呼びます。たとえば、昼間は部屋全体を明るくする主照明をメインに使い、夜になったら高さ違いに配置した補助照明を照らし、リラックスした雰囲気を演出。さまざまな陰影が生まれることで、ドラマチックな部屋になります。

補助照明を取り入れるポイント

役割の異なる補助照明

コーブ照明(画像左)は「演出効果を担うタイプ」、フロアスタンド(画像右)は「作業のために光を補うタイプ」

補助照明には、「作業のために光を補うタイプ」と、「演出効果を担うタイプ」ものがあります。

たとえば、ソファの横に置いたフロアスタンド。ソファでくつろぎながら読書やスマホを見るときに必要な明かりですので、これは「作業のために光を補うタイプ」。コーブ照明(光源を天井や壁面に取り付け、その光を壁や天井に反射させる手法)などは、雰囲気重視の演出効果の高い補助照明ですので「演出効果を担うタイプ」です。

このように、照明器具ごとに担う役割があります。単純に補助照明を増やすのではなく、その照明器具の演出性を理解したうえで、適切な場所に配置するよう心がけましょう。

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リビングの光色の選び方

リビングにおすすめの照明器具5選

光色(光源から放たれる光の色)には、主に

  1. オレンジ

の2色あり、それぞれ演出性が異なります。

光色による演出性の違い

夕日に似たオレンジ色の光色は、心地よい空間を演出します。心身ともにリラックスたいときに向いている光色と言えます。

真昼の太陽の光のような白い明かりは、交感神経を刺激します。活発になりたいとき、作業効率を高めたいときに向いている光色と言えます。

光色の選び方

ソファでくつろいだり来客をもてなしたり、ときには勉強をしたりと、リビングは多様な使われ方をします。

光色も、多様な使われ方に対応できるよう、多灯使い(1室に複数の照明器具を設置する)にすると良いでしょう。照明が1灯だけだと、「活動的になりたいとき」と「くつろぎたいとき」の使い分けができないからです。

たとえば、曇った日の昼間、子どもがリビングで遊んだり勉強をするときは、真昼の太陽の光のような白い明かりが必要。ですので、白い光を頭の上から放つシーリングライトが適しています。日が落ちてから真昼の太陽の光のような白い明かりは必要ありません。家族で団らんしたり、仕事から疲れて帰ってきてソファでくつろぎたいとき必要な光は、オレンジ色のくつろげる光です。

このように、シーンに応じて光色の使い分けができるように、リビングを1室多灯することが望ましいのです。

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リビングにおすすめの照明器具

リビングにはどんな照明器具が良いのか?ご紹介します。

おすすめの主照明

天井に取り付けられた円形のシーリングライト

リビングにおすすめの主照明は、「シーリングライト」です。

シーリングライトは演出性に劣りますが、利便性には長けた照明器具です。天井に直に取り付けるため、器具自体が目立たないので天井の低い日本の住宅には適しています。また、部屋全体を明るくするため、日中の作業には欠かせない明るさを確保してくれます。

おすすめの補助照明

演出性に劣るシーリングライトの欠点は、補助照明で補います。

リビングにおいては、

  • ダウンライト
  • スポットライト
  • フロアスタンド
  • ブラケットライト

などの補助照明が使いやすくおすすめです。

ダウンライト

天井に取り付けらたダウンライト

ダウンライトとは、天井埋め込み式の照明器具。斜めから見たときもまぶしくなく、シンプルで目立たない特徴があります。

基本的に下方向だけを照らすので、床面を強調してドラマチックな雰囲気を演出できます。その反面、天井や壁面が暗くなりがちなので、リビング全体が暗くなりがちに。ダウンライトをリビングの主照明にするときは、空間全体の明るさが足りるか?注意しましょう。

スポットライト

ライティングレールにスポットライトを取り付けてテーブル面に向けて照らす

スポットライトは、光の陰影効果の演出性に優れた照明器具。店舗のディスプレイや美術館の絵画を照らすのに欠かせませんが、住宅のポイント照明としても使われます。

リビングにお気に入りのアートやポスター、家族の写真を飾っているのなら、そのコーナーをスポットライトで照らすとギャラリー風でおしゃれな雰囲気に。

フロアスタンド

寝室の壁際に置かれたフロアライト

フロアスタンドとは、床や家具の上に直接置いて利用できる自立式の照明器具。背の高さや形状、デザイン、光の広がり方などは多種多様。装飾性にも優れているので、オブジェとしても利用できます。

移動が容易なので、リビングの必要な場所に、必要な明かりを確保するのに適した照明器具です。

ブラケットライト

壁面のステンドガラスのブラケットライト

壁や柱に取り付ける照明器具を「ブラケット」と呼びます(壁面に埋め込むタイプは建築化照明に分類)。

ブラケットの光は壁面を強調するので、奥行きが生まれて広がりを感じさせます。

ブラケットは壁の内部にコードを埋め込むため、新築の段階でプランに入れるか、そうでなければリフォームが必要です。

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ダウンライトを主照明にする注意点

ダウンライトの光の広がり方

ダウンライトは下方向を照らす照明で、天井や壁は暗くなりがちです。天井や壁が暗いと、部屋全体が暗くなってしまい、明るさが足りなく不便になってしまうので注意しましょう。

たとえば、リビングの中央に4つダウンライトを設置してしまうと、天井や壁が暗く、明るさが足りなくなってしまいます。この場合、中央ではなく、部屋のコーナーにもダウンライトを設置するなどの工夫が必要です。

また、ダウンライトにも種類があり、「ユニバーサルタイプ」または「ウォールウォッシャータイプ」なら、壁面を照らすことも可能です。補助照明を使って、壁面や天井面を照らすのも良いでしょう。

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吹き抜けのあるリビングの照明

スポットライトで吹き抜けの壁面が明るい

リビングに吹き抜けがある場合の照明のポイントと注意点をご紹介します。

ポイント

リビングの吹き抜けは、その開放感を活かすために壁面を明るくして広がりを強調しましょう。

吹き抜けを照らすように照明器具を設置しないと、日が落ちたときに吹き抜けが暗くなり、せっかくの開放感が活かしきれません。光が全方向に広がる「高天井ブラケット」や照射方向が変えられる「スポットライト」などを使うと、吹き抜けの伸びやかさを強調できます。

注意点

吹き抜けに照明器具を設置する場合は、メンテナンス性にも気を配りましょう。

高い位置に取り付けたペンダントライトは、業者が使うような長い脚立を使わないと、電球の交換や掃除ができない可能性があります。

取り付けるときは、デザインや光の広がり方だけではなく、自分でもメンテナンスが容易にできるか?よくチェックしましょう。

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まとめ

使い方が多様なリビング。照明に求められるのは「活動的な明るさ」と「安らげる光」の2つ。活動的な明るさはシーリングライトのような主照明で、安らげる光はフロアスタンドなどの補助照明で確保できます。

補助照明は、明かりの位置や高さに変化をつけると、陰影に富んだ空間を演出できます。壁や天井を照らす間接照明も上手く取り入れ、おしゃれでくつろげる空間を照明で演出しましょう。

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