「空気汚染」や「シックハウス症候群」に効果的な観葉植物って、さまざまな品種がありますよね?
通販などでも手軽に観葉植物を購入ができる時代になりましたが、「どの品種を選べば良いの?」と迷う人も多いはず。
そこでこの記事では、シックハウス症候群の対策ができて、室内でも育てやすいおすすめの観葉植物を5つご紹介します。
空気洗浄をしてくれる観葉植物探しのご参考になれば幸いです。
関連記事 大型の観葉植物を間接照明でおしゃれにライトアップ!器具と方法は?
シックハウス症候群に効果的な5つの植物
サンセベリア
サンセベリア(サンスベリア)は、シックハウス症候群の原因である「ホルムアルデヒド」に高い除去効果があると実験で実証されています。
日当たりが悪いところに置いてもよく育ち、病害虫も付きにくい観葉植物です。ただし、5度以下になると根腐れする恐れがあります。温かい室内で育てましょう。
冬の寒さにさえ気を付ければ、置く場所を選ばず、簡単に育てられる観葉植物です。
アイビー
アイビーは、ホルムアルデヒドのほか、「トリクロロエチレン」と呼ばれる化学物質の対策も得意とする観葉植物です。
つる性の観葉植物なので、緑が広がる雰囲気を楽しむことができます。サイズは卓上から中型までさまざま。品種も豊富なため、好みによって選ぶことも可能。
アイビーは暑さには弱いので注意が必要ですが、寒さには強く、比較的育てやすい観葉植物です。
パキラ
パキラはホルムアルデヒドのほか、「アンモニア」も除去してくれます。
生育環境によってカタチに変化が生まれる観葉植物なので、幹を太くしたいなら日光を十分に当て、細いままが良いなら日当たりを避けましょう。
日光が不足しすぎると弱々しく育つので、適度に光を浴びさせてください。
ドラセナ
ドラセナは「幸運の木」とも呼ばれ、部屋の一室に飾るだけで華やかな印象を与えてくれます。
ホルムアルデヒドのほか、ベンゼンやトリクロロエチレンなどの化学物質を除去できる観葉植物です。
葉が茶色くなるので乾燥には注意が必要ですが、適度に水やりを行えばOK。日陰でもよく育つ、扱いやすい観葉植物です。
サボテン
ホルムアルデヒドなどの化学物質の除去効果は実証されていませんが、サボテンは昼に二酸化炭素を排出し、夜に酸素を排出します。
通常の植物であれば、夜間に二酸化炭素を排出するため、他の観葉植物と組み合わせて置いておくと効果的。
過酷な環境で育ったサボテンは、置く場所を選ばず、水やりなどの手入れが少なくても元気よく育ってくれます。
観葉植物はどれくらいの量を置くべき?
シックハウス症候群の対策が目的であれば、「広い部屋」に卓上サイズの「小さい観葉植物」を置いただけでは、大きな効果は期待できません。
本格的に対策をしたいのなら、室内の面積に対して、10%程度の割合で観葉植物を置きましょう。
6畳の空間なら、大きいサイズの観葉植物を1つ、卓上サイズを2~3つ置くのが目安です。
室内の環境によって空気の汚染状況が異なるため、あくまで目安として考えてください。
シックハウス症候群対策への持続性は?
観葉植物も生き物ですので、枯れたら当然、空気洗浄効果はなくなります。しかし、生きている間は、ずっと空気を洗浄してくれます。
「取り込んだ化学物質を体内で分解し、エネルギーへと変えて生育している」ことは、すでに実験で分かっているのです。
丁寧に育てれば持続的に効果を発揮してくれるので、愛情をもって観葉植物と接してあげましょう。
まとめ
シックハウス症候群に効果的で、特に育てやすい観葉植物は以下の5つ。
サンスベリア | 日当たりが悪くても良く育つ |
アイビー | 寒さにも強くて育てやすい |
パキラ | 適度に日光を浴びさせれば育つ |
ドラセナ | 日陰でもよく育つ |
サボテン | 水やりが少なくてもよく育つ |
室内に観葉植物を置くときは、部屋の広さに対して10%が目安として考えましょう。
サンスベリアやドラセナのような背の高い観葉植物を1つ置き、アイビーやサボテンなどの卓上サイズを数点置くと効果的ですよ。
-
大型の観葉植物を間接照明でおしゃれにライトアップ!器具と方法は?
リビングや寝室に置いてある背の高い観葉植物を、間接照明でライトアップし、おしゃれな雰囲気を演出する方法をご紹介します。
続きを見る