照明の色には、大きく分けて「オレンジ」と「白」の2色あります。ダイニングにおすすめの光の色はオレンジ。オレンジ色のやわらかい光は料理に温かみを与え、おいしそうに見える効果があるからです。
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照明の色の種類
照明の色(光の色)は、選ぶ電球によってオレンジ色っぽい光になったり、白っぽい光になったりもします。このような光の色味は、「色温度(ケルビン「K」)」で表します。
色温度が高いほど(Kの数値が高いほど)青白くさわやかな光に、色温度が低いほど(Kの数値が低いほど)赤みを帯びた温かみのある光になります。
たとえば、色温度の高い「6500K」だと青白くさわやかな光に、色温度の低い「2700K」だと赤みを帯びた温かみのある光になります。
ケルビン以外では、電球に書いてある「○○色」という表記で判断できます。
- 「電球色」:オレンジ色の光
- 「昼白色」:白っぽくて爽やかな光
- 「昼光色」:やや青みがかった光
光の色は、空間の雰囲気に変化を与えるため、シーンに応じた使い分けが大切。
ダイニングにおいては、食卓の雰囲気や料理の見え方に違いが出てきますので、リラックスでき、かつ料理がおいしくみえる色温度の電球を選ぶと良いでしょう。
照明の色による雰囲気の違い
照明の光の色は、大きく分けると電球色の「オレンジ色」と、昼白色・昼光色の「白色」の2種類あります。ここでは、それぞれの光色による雰囲気の違いを解説します。
オレンジ色の照明がもらたらす効果
- 温かみのある雰囲気を演出できる
- 緊張感をやわらげ、リラックスできる
- 赤系の色を美しく見せる
オレンジ色の光は、太陽の光にたとえると「夕焼けの光」。夕焼けを見ると、なぜか心が落ち着きますよね。緊張する人はいないはず。
ですので、リラックスした雰囲気を演出したいときは、オレンジ色の照明を選ぶと良いでしょう。
オレンジ色の光は、赤系の色を美しく見せる効果があり、料理が生き生きとおいしそうに見え、さらに席に着く人の顔色もよく見えます。
白色の照明がもらたらす効果
- 明るい雰囲気を演出できる
- 人を活動的にさせる
- 文字をハッキリ認識できる
- 料理がみずみずしく、新鮮に見える
白色の光は、太陽の光にたとえると「昼間の光」。昼間の太陽は明るい雰囲気を演出し、人は活動的になります。
ですので、勉強や読書、仕事をする部屋では、白っぽい色の光の照明を取り入れると良いでしょう。
ダイニング照明におすすめの色は?
冒頭でも述べた通り、ダイニング照明におすすめなのはオレンジ色の光です。ただし、ダイニングテーブルで食事以外にも作業をするなら、白色の光があると快適です。
食事だけならオレンジ色
オレンジ色の光は、お肉やトマトなど赤系の色を美しく見せる効果があり、料理を生き生きとおいしそうに見せる効果があります。
温かみのあるダイニング空間を演出することもでき、ゆっくりと食事ができます。赤みを帯びた光の色は、席に着く人の顔色を良く見せる効果もあります。
ファストフード店のような青白い色の光だと、落ち着いて食事ができませんよね。顔色も青白く見えてしまうかもしれません。
食事中心なら、ダイニングの照明はオレンジ色を選びましょう。
作業もするなら切替できるもの
家庭によっては、ダイニングテーブルで食事だけではなく、勉強や裁縫、仕事をすることもあるでしょう。
ダイニングテーブルでこういった作業もするのならオレンジ色の光は不向き。文字が見にくく、気持ちはリラックスしてしまうからです。作業時に求められるのはオフィスのような明るく、活動的な光です。
ですので、ダイニングで勉強などの作業をすることも多いのなら、青白い光に切り替えられるタイプの電球がおすすめ。食事のときはオレンジ色の光で、勉強するときは白色の光で、といったように、シーンに応じて光色を切り替えるのです。
通販や家電量販店に行けば、「光色切替えタイプ」などの表記の電球が売っているので、購入を検討してみると良いでしょう。
まとめ
光の色合いは、人間の心理に影響を与えます。青白くさわやかな光は人を活動的にし、赤みを帯びた温かみのある光は人をリラックスさせます。
ダイニングにおいては、リラックスした雰囲気でゆっくりと食事をすることが望ましいため、オレンジ色の光がおすすめです。オレンジ色の光を放つのは、ケルビン数値が約3,000以下の「電球色」の電球です。
ダイニングで勉強や作業をするなら、青白くさわやかな光も求められます。この場合、光色を切り替えられる電球を買うと便利です。
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