夫婦2人で一緒に寝るベッドを選ぶとき、
の2通りの買い方が考えられます。
どちらの使い方が良いのか?それぞれメリット・デメリットがあるので解説します。
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ダブルベッドを2人で使うメリット・デメリット
ダブルベッドのメリット
シングル2つよりダブル1つの方が安く済む
シングルサイズのベッドを2つ買うよりも、ダブルサイズのベッドを1つ買った方が安く済みます。
たとえば無印良品のベッドだと、シングルサイズのベッドフレームは29,900円(2つ買うと59,800円)、ダブルサイズのベッドフレームは39,900円です。マットレスはシングルサイズだと29,900円(2つ買うと59,800円)、ダブルサイズだと49,900円です。
フレームとマットレスだけで計算すると、シングルサイズのベッドを2つ買うと119,600円、ダブルサイズのベッド1つ買うと89,800円となり、29,800円も差があるのです。ベッドを使うには、他にもベッドシーツや毛布なども買わなければならないため、もっと差が開きます。
シングルサイズのベッドを買うより、ダブルサイズのベッドを1つ買った方が圧倒的に安く済むことを知っておきましょう。
スペースをムダに使わない
シングルサイズのベッドを2つ並べるよりも、ダブルサイズのベッド1つの方が省スペースで済みます。
一般的に、シングルサイズのベッドは幅97~110cm、ダブルサイズのベッドは幅140~160cmです。つまり、シングルサイズのベッドを2つ並べると幅200~220cm前後となり、ダブルサイズのベッドより広いスペースを確保する必要があるのです。ベッドとベッドの間にサイドテーブルを置くとなると、もっとスペースを取ります。
ダブルベッドのデメリット
搬入が難しいことがある
ダブルサイズ以上のベッドとなると、幅160cm、長さ210cmと超大型家具になります。これだけ大きいと細い廊下などは曲がり切れず、家具や壁を傷つける恐れがあります。マンションだとエレベーターに入るかどうかも心配です。
分解ができる組み立て式のベッドフレームなら搬入の心配は不要ですが、分解ができないダブルサイズ以上のベッドフレームは搬入が難しいことがあるのです。場合によっては吊り上げなど特別な搬入が必要になり、別料金が発生します。
マットレスの振動が相手に伝わりやすい
1枚のマットレスを2人で共有すると、振動が相手にダイレクトに伝わってしまいます。
就寝時や起床時にベッドに入るとき、寝返りを打ったときなど、寝ている相手にストレスを与える可能性があります。寝ている相手だけではなく、自分も「相手を起こさないように」と気を使うので快適に寝られません。
重いため移動が難しい
ダブルサイズ以上のベッドフレーム、マットレスは大きく、重いため移動が困難です。成人男性でも1人でも移動させるのに一苦労。気軽に模様替えはできませんし、引っ越しのときも苦労するでしょう。
シングルベッドを1人ずつ使うメリット・デメリット
シングルベッドのメリット
軽いため模様替えなどの移動が楽
ベッドフレームにもよりますが、ダブルよりシングルサイズの方が10~20kgほど軽くなります。軽ければ模様替えや掃除のときに楽です。
マットレスが軽く小さいため向き(上下裏表)を変えやすい
マットレスにもよりますが、ダブルよりシングルサイズの方が10kgほど軽くなります。マットレスは定期的に上下と裏表を変えた方が長く使えるので、軽ければメンテナンスが容易にできます。
レイアウトが多彩
シングルベッドを2つ買うなら、ピッタリくっつけてダブルベッドのように使うことも、少し離して間にサイドテーブルを置くことも可能です。ライフスタイルに合わせた多彩なレイアウトが可能です。
マットレスの振動が相手に伝わらない
ダブルベッドだと、ベッドに入ったときや寝返りを打ったときに、寝ている相手にダイレクトに振動が伝わってしまいます。シングルベッドならマットレスが別々なので、寝ている相手に振動が伝わりません。相手に気を使う必要がなく快適に寝られます。
シングルベッドのデメリット
ダブル1つよりシングル2つの方が高くつく
ダブルベッドのメリットでも解説しましたが、シングルベッドを2つ買うと、1.5倍ほど高くなります。たとえば無印良品のベッドだと、フレームとマットレスだけで計算しても、シングルベッド2つの方が29,800円も高くなってしまいます。
スペースをムダに取る
これもダブルベッドのメリットで解説しましたが、シングルサイズのベッド2つ並べると、かなりスペースを取ります。
シングルサイズのベッドを2つ並べるには、ダブルサイズのベッドの1つ置いたときに比べて幅60cm以上も余計にスペースを取ります。ベッドとベッドの間にスペースを少し開けるとなると、さらにスペースの確保が必要です。
寝具類の数が増える
シングルベッドを2つ買うと、必然的に羽毛布団も2枚、毛布も2枚、シーツも2枚、ベッドパッドも2枚それぞれ必要になります。予算も高くなりますし、収納スペースも余計に必要となります。
夫婦2人ならどちらの使い方が良いのか?
夫婦2人でベッドを買うとき、ダブルベッドを1つ買うか?シングルベッドを2つ買うか?迷うところですが、予算と寝室のスペースと余裕があり、夫婦の生活リズム(就寝・起床時間)が異なるならシングルを2つ買うことをおすすめします。
シングルベッド2つの方が、起床や就寝時に相手を起こす心配がないため、気を使いません。
予算を抑えるなら、シングルサイズのベッドフレームを2つ、マットレスを2つ買い、ピッタリくっつけてダブルベッドのように使います。布団は別々に買うと高くつくので、ダブルサイズ以上を買って一緒に使うのも良いでしょう。
男性は「シングルサイズのベッド」を、小柄な女性は「セミシングルサイズのベッド」を買うという方法も。これなら省スペースで節約にもなります。
生活リズム(就寝・起床時間)がほとんど同じ、あるいはマットレスの振動があまり気にならないのならダブルベッドを1つ買った方が良いでしょう。スペースも予算も節約になります。
まとめ
ダブルベット1つを2人で使う、シングルベッド2つをそれぞれ使う、双方のメリット・デメリットをご紹介しました。
選び方のポイントは、
- 家具購入の予算
- 寝室のスペース
- 夫婦2人のライフスタイル
にあったものを選ぶこと。
夫婦2人でもう一度よく話し合い、後悔のない買い物をしてくださいね。
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