家具を配置を考えるとき、動線を確保して利便性を高くすることも大切ですが、見栄えも大事にしたいもの。
家具配置で見栄えを良くするためには、「視線の抜け」をつくること。
ポイントは、
の3つ。
これらを意識して家具を配置すると、視線が抜けて開放感のある部屋を演出できます。
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窓を家具でふさがない
一人暮らしのワンルームやマンションの部屋の構造で多いのが、大きな窓が1方向だけの(壁面の1カ所にだけある)タイプ。大きな窓は視線が抜けるため、開放感を与えます。
ところが、この大きな窓の前にソファやベッドなどの家具を配置してしまうと、奥からの視線が遮られ、空間が狭く感じられます。さらに動線もふさいでしまっているため、ベランダに洗濯物を干すときに不便に。
もし、掃き出し窓の前にソファやベッドなどを置いて窓をふさいでいたのなら、窓と直角になるように置いてみてください。視線が抜けて、開放感のある部屋になります。
背の高い家具を置かない
天井まで届く大きな家具を置いたり、背の高い家具の上にさらに収納ボックスなどを置くと、圧迫感のある部屋に見えてしまいます。なるべく背の低い家具を選び、上部に空間をつくりましょう。
背の高い家具を置くときは、家具の上部にすき間ができるようにすること。そこから視線が抜け、圧迫感を緩和します。
床に座るスタイルを取り入れることも効果的。生活スタイルが床座になると、それに合わせて背の低い家具を選ぶようになります。壁面が多く見えるようになり、広々とした部屋に見えるでしょう。
フォーカルポイントをつくる
部屋の見栄えを良くし、さらに空間に広がりを持たせるテクニックの1つに「フォーカルポイント」があります。
フォーカルポイントとは、部屋の中で自然と視線が集中する場所のこと。小物やインテリアグリーン、ポスター、絵画など印象的なモノを配置するとそこがフォーカルポイントとなり、奥の方に視線が向きます。結果的に、部屋に奥行きをもたせ、広く感じさせてくれます。
部屋に入ったとき、ソファに座ったとき、目に見える範囲にフォーカルポイントをつくり、視線をそこへ誘導させましょう。キッチンなど生活感のある場所に目が行きにくくなる効果も期待できます。
ただし、フォーカルポイントを何箇所もつくってしまうと、雑然としたイメージを与えてしまい、効果が半減するので注意。見せたいモノの数を絞り、メリハリをもたせてください。
まとめ
開放感のある部屋にするための家具配置のコツは、
- 大きな窓の前に家具を置いてふさがない
- 背の高い家具は置かず、なるべく低い家具を置く
- フォーカルポイントをつくって視線を部屋の奥へと誘導する
の3つ。
これらを意識して家具を配置することで、視線が抜けて部屋が広く見えます。「部屋が窮屈だな」と感じているのなら、ぜひ1つでも実践してみてください。
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