ダイニングテーブルの上にペンダントライトを吊り下げる場合、大きいシェードのものなら60~80cmくらい、小さいシェードのものなら50~70cmくらいテーブル面から離すのが適切です。
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正しいペンダントライトの高さの測り方
食卓やテーブルの上にペンダントライトを吊り下げる場合、「天井からの距離」ではなく、「テーブル面からの距離」で測ります。テーブルからペンダントライトのシェード(笠)の底がどのくらい離れているか?を測ってください。
高すぎる位置に吊るしてしまうと、シーリングライトのようなイメージになり、ペンダントライトのせっかくの美しいフォルムが際立ちません。また、光がテーブル面に届かなくなり、照明器具としての意味もなくなります。
逆に低すぎると、座ったときにペンダントライトが視界に入り、邪魔に思えます。低いと座る人の顔に光が当たらないため、相手の顔もよく見えません。
適切な高さに吊るしましょう。
ペンダントライトの適切な高さとは?
冒頭でも触れた通り、ペンダントライトはテーブル面から60~80cmくらいの高さに吊り下げます。小型のペンダントライトの場合は、少し低めの50~70cmくらいの高さに吊り下げます。
この高さが適切である理由は、
- ペンダントライトが邪魔に思えない
- テーブル面に十分に光が届く距離
- 人の顔を照らし、よく判断できる
- 座ったときに光源が見えにくく、まぶしくない(シェードがないタイプは例外)
ためです。
ちなみに、ペンダントライトの名作「PH5」を生み出したルイスポールセンは、「机から照明までの高さは60cm」と具体的な数字で指定していることで有名です(以下、抜粋)。
卓上をしっかりと照らし、テーブルを囲むひとびとの顔を柔らかく美しく照らすためには、卓上60センチの位置に吊り下げてください。
PH5のデザインを基に話していますが、ほかのペンダントライトにも通用します。
この数値を基準に、ご自身の使っているペンダントライトの高さを調整してみてください。
まとめ
テーブルの上にペンダントライトを吊り下げるなら、テーブル面から60~80cmほどの高さに取り付けてください。小型のペンダントライトなら、50~70cmくらいでも良いでしょう。
この高さが適切である理由は、卓上をしっかり照らし、かつ座る人の顔がよく見えるため。
ペンダントライトにもさまざまな大きさや素材、形状のものがあるので、使うペンダントライトの特徴をよく確認して、適切な高さになるよう調整しましょう。
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