自然光の調整や外からの視線のブロックなど、窓周りにカーテンは欠かせません。
しかし、いざインテリアショップや通販でカーテンを探してみると、実にさまざまな種類が並び、選ぶのに迷ってしまいますよね?
そんな悩みを解決するために、カーテンの全種類の名前(名称)と、それぞれの機能や特徴の違いを解説します。
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カーテンの種類は3つに分類できる
カーテンの種類は豊富にあり、その機能や見た目も特徴が異なります。混乱しがちですが、「開閉のタイプ」で分けると大きく3つに分類できます。
- 左右に開閉するタイプ
- 上下に開閉するタイプ
- 固定式(開閉ができない)タイプ
ますは、「左右に開閉するタイプのカーテン」の特徴から見ていきましょう。
左右に開閉するタイプのカーテン
インテリアショップでもっともよく目にするのが、左右に開閉するタイプのカーテンではないでしょうか?
カーテンの開け閉めが簡単な種類なので、人の出入りが多い掃き出し窓やテラス窓に最適。間仕切りとして使える種類もあります。ただし、小さい小窓や細長い窓には不向き。
一般的に、「カーテン」と呼ばれるものには「ドレープ」「レース」「ケースメント」の3種類があります。
ドレープカーテン
ドレープカーテンとは、太い糸で織った厚手のカーテン。生地の持つ独特の光沢や風合いに特徴があり、遮光性や保温性に優れています。
色やデザインもさまざまで、豊富な種類から選ぶことが可能。洗濯ができる種類もあるため、衛生的に使いたい人にもおすすめ。
レースカーテン
透過性、通気性のある薄手のカーテン。軽やかさがあり優美な雰囲気が特徴的です。
ドレープカーテンと併用されて使うことが多く、色は白が一般的で、素材はポリエステルが主流。
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ケースメントカーテン
ケースメントカーテンとは、生地の透け具合がドレープとレースの中間。単独としても、ドレープと合わせて使うことも可能です。あまり主流なカーテンではありません。
縦型ブラインド
「ブラインド」と聞くと、羽根が水平になっている種類を思い浮かべますが、垂直のタイプもあります。オフィスなどの大きな窓で見かけますね。
正規式名称は「バーチカルブラインド」。住宅ではアルミよりも布の素材がメイン。デザインがシャープなので、モダンな雰囲気を与えたいときに活躍します。
パネルスクリーン
大きな1枚の生地を、複数枚レールからつり下げる種類のカーテン。ドレープがないので、スッキリとした印象が特徴的です。ロールスクリーンにも似た雰囲気のカーテンです。
上下に開閉するタイプのカーテン
ドレープカーテンなどのように、「左右」ではなく「上下」に開閉するタイプのカーテンもあります。
豊富なデザインから選べますが、開閉が面倒なので人が頻繁に出入りをする窓には向きません。小窓や縦長の窓におすすめ。
横型ブラインド
細い帯状の羽根の角度や間隔を調整することで、光や視線のコントロールを行う種類のカーテン。
縦型のブラインドに比べて種類や色が豊富。アルミ製ならモダンでシャープな雰囲気に、木製ならナチュラルでウッディなインテリアが演出できます。
すだれ
日本に古くからあるすだれ。ホームセンターでも売っていますが、インテリアショップでは現代風にアレンジされたものが手に入ります。和モダンスタイルからアジアンテイストのインテリアにおすすめ。
プリーツスクリーン
布や和紙などをプリーツ状に加工したカーテンが、プリーツスクリーンです。プリーツスクリーンには、和紙のように透過性の高い生地が使われますが、不透明な生地を重ねたダブルスタイルもあります。
見た目は横型ブラインドに似ていますが、プリーツカーテンは布がつながってできています。
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ロールスクリーン
言葉の通り、1枚の布を巻き上げる種類のカーテンです。巻き上げると筒状にコンパクトに収まります。パネルスクリーンのようにスッキリとした雰囲気が特徴で、間仕切りとしても活用できます。
ローマンシェード
ドレープカーテンのように1枚の生地で仕立てられており、コードの操作で上へたたみ上げるように開きます。ひだの美しさと陰影が特徴的なので、エレガントなインテリアや華やかな空間におすすめ。
さらに、ローマンシェードには「プレーン」「バルーン」など、さまざまな形状があります。
固定式のタイプのカーテン
固定する種類のカーテンは、目隠しとしての役割を担います。
カフェカーテン
カフェカーテンは、窓全体を覆うのではなく、つっぱり棒などで布を吊るし、一部を覆うタイプのカーテンです。生地はレースなどが主流で、キッチン周りの出窓に最適。
まとめ
カーテンの種類と名前をまとめます。
- ドレープカーテン
- レースカーテン
- ケースメントカーテン
- 縦型ブラインド
- パネルスクリーン
- 横型ブラインド
- すだれ
- プリーツスクリーン
- ロールスクリーン
- ローマンシェード
- カフェカーテン
人が頻繁に出入りするような大きな掃き出し窓には、左右に開閉ができるカーテンがおすすめ。「ドレープ」と「レース」なら種類が豊富で、組み合わせも簡単です。
小窓や縦長の窓には、左右に開閉ができるカーテンがおすすめ。スッキリと見えるので、和室にも活用ができます。
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