寝具売り場や通販で布団を探しているときに、「羽毛布団」と「羽根布団」の2種類を見かけたことはありませんか?
値段を見てみると羽根布団の方がリーズナブルで、一人暮らしの人は「安いから」とつい購入してしまうでしょう。
しかし、布団を値段だけで選んでしまうと、「夜に寒くて起きてしまう」などのトラブルを生みます。
羽毛布団と羽根布団は名前こそ似ているものの、質はまったく異なります。では、具体的に何が違うのか?この記事で解説します。
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羽毛と羽根の違い
布団には「ポリエステル」や「木綿」など、さまざまな素材が使われていますが、もっとも普及しているのが「羽毛(羽根)布団」です。
羽毛布団にも羽根布団と2種類あり、その違いは詰め物の「ダウン」の比率が関係します。
ダウンを50%以上含んでいると「羽毛布団」、50%未満を「羽根布団」と区別されます。
ダウンって何?
羽毛(羽根)布団に使われている素材は、水鳥やアヒルの毛です。
水鳥の胸のあたりに生えている、ふわふわした毛を「ダウン」と呼びます。ダウンは保温性や調湿性に優れています。
ダウンに対して、湾曲した羽軸を持っていて、弾力性がある毛を「フェザー」と呼びます。ダウンが50%未満の羽根布団には、フェザーが多く含まれています。
布団はどっちがおすすめ?
価格重視なら羽根布団
羽根布団は通気性に長けていますが、羽毛布団に比べて保温性が劣ります。
春から秋にかけて使う布団としては問題がありませんが、冬は羽根布団では寒いと感じるでしょう。
また、羽根布団は「ふんわり感」」がなく、ガサガサ音がする場合もあります。羽根の芯も残っているので、布団カバーを突き抜ける恐れもあります。
通販などで「高級羽根布団」と売られている商品も、羽毛布団に比べると質は劣るので注意。
とは言え、羽毛に比べて羽根布団の方が圧倒的にリーズナブルなので、価格重視なのであれば、これらのデメリットを承知のうえで購入するもの良いかもしれません。
寝心地重視なら羽毛布団
予算に余裕があるのなら、おすすめは羽毛布団。少し高価でしたが、私は羽根布団ではなく、フランス産の羽毛布団を選びました。
実際に羽毛布団で寝てみると、軽くて圧迫感がないのに、驚くほどの保温性があります。羽毛布団と毛布がそれぞれ1枚あれば、寒い冬も越せました。寝返りを打つのも楽で、眠りを妨げません。
一人暮らしのころは羽根布団で寝ていましたが、寒くて布団を何枚も重ねていたので、結果的に高くつき、寝心地も最悪でした。
一人暮らしで価格重視なら仕方ありませんが、寝心地を優先させたいのなら、少し高くても羽毛布団を選びましょう。
まとめ
羽毛布団と羽根布団の違いは、詰め物のダウンの比率にあります。
ダウンが50%以上含まれていると「羽毛布団」、50%未満だと「羽根布団」と区別されます。
ダウンは保温性があり、寝心地の良い寝具として知られています。暖かくして快適に寝たいのであれば、羽毛布団を選びましょう。
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