テーブルとイスを選ぶときに重要なのが「差尺(さじゃく)」。差尺は開きすぎても、狭すぎても居心地が悪くなるため、ちょうどいい長さや測り方を知ったうえでテーブルや椅子を選ぶ必要があります。
この記事では、差尺のちょうどいい長さや正しい測り方について詳しく解説します。テーブルや椅子を選んでいる方はぜひ差尺について正しく理解しておきましょう。
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「差尺(さじゃく)」とは
「差尺(読み方:さじゃく)」とは、テーブルトップとシートハイ(椅子のシートの高さ)との差を言います。
ダイニングセットを選ぶとき、この差尺が食事のしやすさや座り心地を左右します。差尺が開きすぎても、狭すぎても違和感を覚えます。ダイニングテーブルとダイニングチェアを選ぶ際は、日本人にとってちょうどいい差尺を知り、体格に合ったテーブルとイスを選びましょう。
差尺のちょうどいい長さは?
一般的に、差尺は27cm~30cmが適切とされています。テーブルトップとシートハイとの差がこの範囲内であれば、快適に食事ができます。
メジャーがなく差尺を測れないときは、「腰をかけてテーブルに手を置いたとき、ヒジが直角になっているか?」を目安にすると良いでしょう。ヒジがほぼ直角になっていれば、差尺は27cm~30cmくらいになっているはずです。
チェアに対してテーブルが高すぎる(差尺が開きすぎている)と、ラーメンやうどんなどの高さのある器の料理が食べにくくなります。逆にテーブルが低すぎる(差尺が狭すぎる)と、背中が丸まって食事がしにくくなります。快適に食事をするためにも、適切な差尺になっていることを確認しましょう。
差尺の正しい測り方
前述した通り、テーブルの高さからイスの座面高を引いたものが差尺です。差尺を測るときは、イスの座面にメジャーを置いてテーブルまでの高さを測ってください。この長さが27cm~30cmにおさまっていれば適切であると言えます。
カタログで見る場合は、テーブルの高さ(H)からイスの座面の高さ(SH)を引き算して、27~30cmの範囲内であることを確認しましょう。一般的に、日本のダイニングテーブルの高さは68~72cmですので、そこから27~30cmを引いた座面の高さのイスを選ぶと良いでしょう。
差尺が27~30cmの範囲を大きく超えてしまったら、テーブルかイスのどちらか、または両方を再選定する必要があります。
まとめ
「差尺(読み方:さじゃく)」とは、テーブルトップとシートハイ(座面の高さ)との差を言います。一般的に差尺は27cm~30cmが適切とされているので、ダイニングセットを選ぶときはこの数値を基準にしましょう。
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