近年、minneをはじめとしたマーケットプレイスの活性化により、個人でも家具や雑貨を制作し、販売する人も増加傾向にあります。
そんなハンドメイド作家の売り上げを左右するのが、「販売サイト」選び。
販売手数料などが異なるため、利益率にも大きく影響を与えます。
また、取り扱っている家具・雑貨のテイストも各サイトごとに異なるため、自分の作風に合わせたサイトを選ばなくては、「場違い」になってしまう危険も。
そこでこの記事では、自分の作った家具や雑貨は、どのサイトで売るべきか?各サイトを比較してまとめました。
アクセサリーの販売を考えている方も、ご参考に。
販売サイトの手数料の比較
まず気になるのが、「販売手数料」ですよね?
販売手数料が高ければ、当然、その分利益率は下がるため、サイト選びの1つの要素となります。
大手の5社の販売手数料は次の通り。
※リリースよりしばらくの間。一定期間を過ぎると販売手数料率10%+税。
販売手数料は、送料を除いた「本体価格の何%か」で計算されます。
各販売サイトとも、10%前後が相場ですね。登録料・月額の利用料金は、各販売サイトとも基本無料です。「creema」は、売り上げに応じて手数料が変動します。
販売されている家具・雑貨の作風の比較
販売手数料の次に気になるのが、どんな作品が多く出品されているのか?
各サイトには、販売されている家具や雑貨の作風に偏りがあります。
自分の家具・雑貨の作風と、出品するサイトに多い作風が違い過ぎると、買い手が見つかりません。あなたの作風に合った販売サイトを見つけましょう。
各販売サイトの作風の違いは以下の通り。
販売サイト | 作風 |
iichi | スタイリッシュ。プロも利用する |
ココナラハンドメイド | ナチュラル系・カフェ風 |
creema | ナチュラル系・カフェ風 |
minne | ナチュラル系・カフェ風 |
tetote | ほっこり系。キッズ家具も多め |
とびぬけて分かりやすいのが「iichi」。多くのプロも販売しているサイトなので、洗練された作風がメイン。本格的に仕事として家具・雑貨を作っているのなら、「iichi」で出品してみてください。
「minne」「creema」「ココナラハンドメイド」3社は、ナチュラル系やカントリー風・カフェ風のハンドメイド作品がメイン。プロ・アマ問わず、幅広いハンドメイド作家が利用しています。
「tetote」は、主婦層のユーザーが多いため、キッズ家具も多く出品されています。実際にサイトを見てみると、ハンドメイドのベビー用品やキッズ家具が目立ちますね。子ども用の家具や雑貨を販売するなら、「tetote」がおすすめです。
ハンドメイドを購入する顧客の比較
さいごに意識したいのが、「顧客層」。「どんな人が、自分の作品のお客様になるのか」を考え、販売サイトを選ぶのも大切です。
出品されている作風の偏りから分析すると、各サイトでは下記のようなユーザーが多いことが分かります。
ユーザーの好みや嗜好、家族構成をさらに絞り込み、ターゲットに合わせた素材・テイストの家具を作ると良いでしょう。
価格設定も顧客を意識してください。安すぎても「その程度の作品」にしか見えませんので、ちょっと高いかな?ぐらいで設定するのがおすすめです。
まとめ
ハンドメイドのマーケットプレイスの比較をまとめます。
販売サイト | 販売手数料 | 作風 | ユーザー |
ココナラハンドメイド | 無料(一定期間) | ナチュラル系・カフェ風 | 20~30代の女性 |
creema | 8~12% | ナチュラル系・カフェ風 | 20~40代の女性 |
minne | 10% | ナチュラル系・カフェ風 | 20~30代の女性 |
tetote | 12% | ほっこり系。キッズ家具も多め | 主婦層 |
iichi | 20% | スタイリッシュ。プロも利用する | 30~50代の都心に住む男女 |
自分の作品とサイトを見比べて、雰囲気に合ったサイトに登録しましょう。
まずは出品方法やシステムに慣れるためにも、1つのサイトに絞って登録してくださいね。