これからソファを買おうとしている人は、「カウチにしようか、それともソファとオットマンを組み合わせようか」と悩むのではないでしょうか?
この悩みは、私がインテリアショップで働いていた時にも、多くのお客様から寄せられたご相談です。
ソファは決して安くない買い物ですし、買い替えが容易ではないため、慎重になってしまう人も多いはず。
では、どう選ぶべきなのか?個人的な見解も含めて、カウチソファとオットマンはどっちがおすすめか解説します。
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カウチソファとは?
カウチソファとは、背もたれに対して座面の部分が長い「カウチ」と、複数人を横にして座ることができる「ソファ」を組み合わせた長いすを指します。
古くは「カウチ」を単体で使用し、背や肘のデザインに特徴があり、ソファと組み合わせて使用する家具ではありませんでした。
それが現在の形に変化し、カウチソファが誕生したのです。
オットマンとは?
オットマンは、イージーチェアやパーソナルチェアとデザインが統一されていて、対で使われることが多い家具です。
主に足を乗せてくつろぐための家具ですが、スツールとしても利用ができます。
ソファと組み合わせて使用する場合は、普段はソファに寄せて、カウチソファのように横たわることができます。
利便性を考えるなら「オットマン」がおすすめ
では、「カウチソファ」と「ソファとオットマンの組み合わせ」は、どちらが良いのでしょうか?
私がお客様にこの相談を受けた時、ソファとオットマンの組み合わせをおすすめしていました。
その理由は、3つあります。
カウチよりコンパクトに納まる
カウチソファは横幅が230cm前後~のサイズが多いため、かなりのスペースの確保が必要です。
実際にリビングに搬入すると、存在感に圧倒されることが良くあります。
カウチソファのせいで部屋が狭くなると、日常生活に支障をきたしてしまうことも。狭いリビングには向きません。
この問題を解消してくれるのがオットマン。
2人掛けのソファであれば、横幅が180cmほどのサイズからあるため、コンパクトなソファとオットマンを組み合わせれば、カウチソファのように空間を圧迫することはありません。
来客時にスツールとして使える
ソファと切り離して単独で使用できるオットマンは、スツールとして座ることができます。
家族でリビングを囲むときや、友達が大勢来た時に役に立ちますね。
また、本や雑貨などの小物を置く、サイドテーブルやリビングテーブル代わりとしての活用もできます。
模様替えや引っ越しで困らない
カウチソファは「長いすの部分が固定」なのに対して、オットマンは自分の好みで動かせます。
たとえば、模様替えや引っ越しでソファの配置を考えるときに、カウチの部分を気にする必要がありません。
引っ越し先で、「ソファは置けるけど、オットマンまで置く余裕がなくなった」なんてときも、オットマンだけ寝室や玄関などにレイアウトする手段も考えられます。
おすすめのソファとオットマンは?
ソファとオットマンの選び方は人それぞれですが、価格を重視している人おすすめなのがArmoniaのソファ。
ソファとオットマンをあわせても、10万円以下で手に入ります。
実際にArmoniaのお台場店で座ったことがありますが、身体の曲線にフィットするポケットコイルが気持ちよく、長時間座っていてもお尻が痛くることはありませんでした。
合わせやすいシンプルなデザインですが、上品な感じもありますね。
Armoniaではカウチソファも豊富に取り扱っているので、比較してみると良いでしょう。
まとめ
カウチソファとオットマンで悩んでいるなら、ソファとオットマンの組み合わせをおすすめします。
カウチソファはサイズが大きい物しかなく、リビングに置くと圧迫感を生みます。また、寝椅子の部分が固定されてしまうため、模様替えや引っ越しの時に困る可能性も考えられます。
その反面、配置を自由に変えられるオットマンは、カウチソファよりも利便性が高い家具。
コンパクトなソファとオットマンを組み合わせれば、カウチソファのように空間を圧迫することなく、くつろぐことができます。
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