ソファをしばらく使用していると、座面や背もたれがつぶれてしまい、新品のときのふんわり感がなくなってしまいます。せっかくソファを買ったのなら、新品同様のフワッとした座り心地でくつろぎたいですよね。
新しいソファを買う手もありますが、同じように使っているとまたすぐにペッタンコになり、座り心地に不満を感じるかもしれません。日々のメンテナンスをすれば、わざわざ買い替える必要はなく座り心地が断然良くなるので、ぜひ試しておきたいところ。
そこでこの記事では、ペッタンコになったそのソファをふっくら復元させるメンテナンスの方法をご紹介します。
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メンテナンスを「やる前」と「やった後」
メンテナンスの具体的な方法をご紹介する前に、メンテナンスを「やる前」と「やった後」の写真を載せておきます。
メンテナンスをやる前のソファです。前回のメンテナンスから1週間放置してていたため、座面や背もたれがくたびれています。
メンテナンスをやった後のソファです。
若干ですが、見た目でふっくら感が伝わると思います。実際、座って見るとふんわりして気持ちが良いです。
ソファのメンテナンスの方法
ソファのメンテナンスの方法は次の通り。
- 掃除機で座面・背もたれのゴミを吸う
- 座面・背もたれを取る
- ほぐしてパンパンと叩く
- 掃除機で座クッションの下のゴミを吸う
たったこれだけです。少し疲れますが、10分もあればできると思います。特に順番にこだわりもないので、好きな手順でやってみてください。
このメンテナンス方法は、家具屋で働いているときに先輩から教えてもらった方法で、毎朝、店頭に並ぶソファで実践していました。
非常に簡易的なメンテナンスですが、家庭でやるならこのくらいで十分です。あまり面倒だと続きませんから。
掃除機で座面・背もたれのゴミを吸う
ソファの座面や背もたれのゴミを掃除機で吸い取ります。
座面・背もたれを取る
ソファの座面と背もたれを取ります。
ほぐしてパンパンと叩く
取った座面と背もたれを、空気を入れるようにほぐしていきます。特にぺたんこになっているところはクッションの中身が固くなっていると思うので、それをほぐす感じでやってみてください。
さらにパンパンと叩き、クッションの偏りを均等にしていきます。布団たたきの要領で、結構強く叩いて大丈夫です。
これだけでふんわり感が復元できます。
掃除機で座クッションの下のゴミを吸う
座面と背もたれを取ったので、せっかくなのでソファの座クッションの下にたまってるゴミを掃除機で吸っておいてください。意外とすぐに汚れるので。
あとは、座面と背もたれをソファに戻して終了です。
メンテナンスのポイントは?
メンテナンスのポイントは、座面や背もたれを戻すときに、位置や向きを入れ替えることです。そのままにしていると、クッションに掛かる負荷が一カ所に集中してしまい、さらに座り心地が悪くなります。
たとえば私の場合、浅く座ったり、ソファ中央に座ることが多く、そこに負荷が集中しています(上写真中央)。
そのため、メンテナンスをしつつ、前後を入れ替えたり、左右のクッションを入れ替えることで、負荷を分散できます。
背もたれに関しては、頭を預けるので上部がつぶれてしまいます。そのため、上下を入れ替えたり、左右のクッションを入れ替えてあげます。
こうすることで、ソファに掛かる負荷を分散できます。
メンテナンスの頻度は?
ソファのメンテナンスは、気が付いたときにやってみてください。
使用頻度や家族構成にもよりますが、普通に使っていれば3日ほどでまたペッタンコになり、1週間も経てば座り心地が悪くなっていると思います。
ですので、できれば2~3日に1回、少なくとも1週間に1回はご紹介したメンテナンスを実践してみてください。
まとめ
ソファの簡単なメンテナンスの方法をご紹介しました。
10分も掛からずにできるので、「ペッタンコになった」「座り心地が悪くなった」と悩んでいる方は、ぜひ実践してみてください。
メンテナンスの頻度は、座り心地が悪くなったと感じた都度やるのが理想ですが、忙しくてそうもいきません。ですので少なとも、1週間に1回を目標にお手入れしてあげてください。
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