【解決】組み立て完了後のトリップトラップがガタガタする原因は？

トリップトラップは自分で組み立てたり、成長に合わせて座板や足のせ板を調整するために組み立て直すチェアです。

自分で組み立てるチェアですので、完成後に「ガタガタする」といったケースが出てきます。チェアが不安定だと、赤ちゃんや小さいお子さんを座らせるとき、とっても不安ですよね。

そこでこの記事では、トリップトラップがガタガタする原因と、その対処法を解説します。少しでもご参考になれば幸いです。

トリップトラップが不安定な原因

組立て終わったトリップトラップがガタつく原因として次の5つが考えられます。

可能性は低いですが、不良品であることも考えられます。また、湿度の関係で木が伸び縮みしているために、歪みよるがガタつきが発生していることも考えられます。

ただ、多くの場合は、上記のように組み立ての仕方に問題があります。組み立て方を見直しましょう。

トリップトラップがガタガタする場合は、正しく組み立てられているか？チェックしてみてください。必要であれば、一度分解し、改めて組み立ててみましょう。

正しく組み立てるときのポイントは次の通りです。

1カ所のボルトを強く締めると、歪みが発生して完成したときにガタつきます。

ボルトは順番に少しずつ締める

すべてのボルトは、調整可能な仮り締めの状態で一度組み立て、最終的に少しずつ締めていきます。

少し分かりにくいですが、ナットには向きがあります。

ナットは穴の位置が狭い方が奥

ナットの穴の位置が狭い方から（穴が端に寄っている側を奥にして）差し込みます。穴の位置が広い方から差し込むと、ガタつきの原因になります。

組立てはフローリングなど平らな場所で行う

組立ては必ず平らな場所で行ってください。

ラグの上や凹凸のある床で組み立てると歪んでガタつきます。

座面と足のせ板をL字板に差し込み、ボルトで固定するときは、それぞれの出しろ（奥行）が左右均等になっているか？確認してください。

たとえば、座板の右側の出しろが4cm、左側の出しろが5cmになっていると、曲がった状態で固定することになります。これが歪みの原因になるので、出しろは左右均等になるようにしましょう。

座板や足のせ板の出しろは左右均等にする

メジャーでそれぞれの出しろを測るのが確実かと思います。

鉄パイプとL字板にすき間ができるが問題ない

鉄パイプ（黒い金属バー）とL字板には、製品の特性上、数ミリのすき間ができてしまいます。これは自然なことですので、このすき間を埋めようと左右のボルトを強く締めようとしないでください。ガタつきの原因になります。座板と足のせ板がしっかり固定されていれば、すき間は問題ありません。

鉄パイプとL字板のすき間は、左右均等になるように調整すると良いです。

組立て終わったトリップトラップが「ガタガタ」と不安定になっている原因の多くは、組み立て方に問題があります。

私もはじめて組み立てたときはガタガタと揺れて不安でしたが、組み立て方を見直して再チャレンジしたら、なんとかガタつかず安定して座れるようになりました。

安全に、長く快適に使用するためにも、今一度、正しく組み立てられているか？チェックしてくださいね。