みなさんは、「ベッド下のデッドスペース」をどう利用されていますか?
多くの方は、木箱やベッド下専用の収納ケースを購入し、空間の有効活用に充てていると思います。
また、はじめからベッド下に収納がついているタイプのフレームもありますね。
ベッド下に収納を設置すれば、衣類や季節の雑貨、寝具などを仕舞うことができます。
「クローゼットの中がいっぱい」「収納スペースがもっと必要」と考えている人には助かりますよね。
日本の狭い住宅では、ベッド下のデッドスペースも収納として確保したいところですが、私は空けておくことを推奨します。
ベッド周りはホコリが発生しやすい
毛布や布団、ベッドシーツなどのリネン類が多い寝室は、繊維クズやホコリが発生しやすい場所。
ホコリは部屋を汚すだけではなく、カビやダニを寄せ付ける原因を生みます。
カビやダニの死がいやフンは空気中に舞いやすく、アレルギーやぜんそくを引き起こします。
犬や猫を飼っている住宅では、寝室に動物を入れなくても、服に付いたペットの毛が抜け落ちているでしょう。
ベッド下に収納があると掃除が面倒
ホコリなどのゴミをためないようにするためには、毎日の掃除が欠かせません。
しかし、ベッド下を収納スペースとして利用していると、掃除が面倒になります。
「収納ケース」と「床」の間には掃除機が入らないため、掃除のたびに、収納ケースをひとつずつ取り出す必要があります。
フタがついていないタイプのベッド下の収納を使っている場合は、収納ケースの中にもホコリがたまるでしょう。
収納ケースにフタがついていても、ケースの上部にゴミがたまります。
収納が備え付けのベッドフレームでは、本体ごと移動させて掃除しなくてはなりません。
そんな大変なこと、毎日続けられるのでしょうか?
私は面倒で耐えられませんでした。
ホコリはすぐにたまる
「ベッド下の掃除は面倒だから、後でやろう」と放置すれば、2~3日でホコリや抜け毛がたまります。
ホコリなどのゴミは、部屋の隅に集まりやすい習性をもっているので、ベッドを壁に寄せている場合、ベッド下に相当な汚れがたまっているでしょう。
たまったゴミが風で部屋中に舞ってしまえば、頑張って掃除をしても意味がありません。
ベッドの下に収納があると、掃除の時間が余計にかかるだけです。ベッド下には収納を設置せず、掃除機をかけやすいように空けておきましょう。
ベッド下の収納は必要か?
ベッド下に収納があると、掃除が面倒になるだけではありません。
大型の収納ケースは、処分をするときに粗大ごみの処分料金がかかります。
ベッド下の収納タイプによっては、ベッドサイドのナイトテーブルなどを置けなくなります。
また、日当たりの悪い部屋や通気性の悪いベッドを使っていると、湿気によってカビが発生することもあるのです。
そもそも、そんなに収納スペースが必要なのでしょうか?
「いつか使うだろう」「念のために保管しておこう」と考えて、ベッド下にモノを押し込んでいませんか?
整理整頓をしてモノが少なくなれば、ベッド下の収納スペースも必要なくなります。
まとめ
リネン類が多い寝室は、繊維クズやホコリが発生しやすい場所なので、毎日の掃除が欠かせません。
しかし、ベッド下に収納があると、掃除機をかけるときに邪魔で面倒です。
面倒だからと掃除を怠ると、ゴミやダニがたまり、風に舞ったハウスダストがアレルギーやぜんそくなどを引き起こします。
ベッド下に収納を設置する前に、「本当にそんなに収納が必要なのか?」をもう一度よく考えましょう。
収納は増やせば良い物ではありません。「収納できる余裕」が増えれば、「モノが増える余裕」も増えます。
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