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コレも付いてないの?新築建売でオプション工事が必要となる設備

コレも付いてないの?新築建売でオプション工事が必要となる設備

マイホーム購入で意外と見落としがちなのが「建物と土地以外の費用」。

住宅ローン諸費用や登記費用、火災保険、仲介手数料、印紙代など、これらの費用は契約を進めていくうちに、はじめてその存在を知り、「こんなにお金がかかるのか!」と驚くもの。

さらに、カーテンレールなど生活の必需品のように思える設備は、新築戸建ては付いていないのが一般的で、オプション工事を頼むと出費がさらに膨れ上がります。

ここでは、新築建売でオプション工事が必要となる設備をご紹介するので、ぜひ契約前に把握しておき、これらの費用も念頭に入れたうえでマイホーム購入を検討してみてください。

カーテンレール

カーテンレール

賃貸住宅では当たり前のように付いている「カーテンレール」。

カーテンレールとは、カーテンを吊り下げるための設備で、部屋側の窓上部に設置されます。一般的にはアルミなどの金属でできています。

このカーテンレールは新築戸建てに付いておらず、すべてオプション工事としてハウスメーカーになどに依頼すると5~10万円ほど(全窓)します。

なぜ、カーテンレールを付けていないのか?というと、すべての人が、全部屋にカーテンレールが必要であるとは断言できないため。

住む人や部屋によっては、レースカーテンやドレープカーテンではなく、ブラインドやロールスクリーンを取り付けたいことがあり、この場合はカーテンレールが不要な可能性があります。こういったことを考え、はじめからカーテンレールを取り付けていないのです。

なお、カーテンレールは自分で簡単に取り付けられます。全部屋に取り付けるのは大変ですが、オプション工事を依頼すると高額な請求をされるので、住宅購入の初期費用をおさえたいなら自分で取り付けてみてください。

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網戸

網戸

網戸も、賃貸住宅では付いているのが当然ですが、新築戸建には付いていないことが主流。

ハウスメーカーによってははじめから付けてくれていることもありますが、付いていないとなると、オプション工事を依頼するか、自分で手配することになります。

網戸は、自分で窓のサイズを採寸し、購入店を探し、設置することもできますが、最近の新築建売住宅は特殊なサイズの窓が多く、自分ですべての窓のサイズを測り、それに適した網戸を探すのは大変。

ですので、網戸に関しては、入居前にハウスメーカーにオプション工事を依頼しても良いでしょう。オプション工事は10万円ほど(全窓)が目安です。

シャッター(雨戸)

シャッター(雨戸)

シャッター(雨戸)は、防風・防犯・遮光・目隠しといった目的のために建物の開口部に設置する建具。

これは建売住宅にもよりますが、(縦すべり出し窓や小窓を除く)すべての窓にシャッターが取り付けられているケースは稀です。ほとんどの物件では、「1階の掃き出し窓にはすべてシャッターが付いているけど、腰高窓にはついていない」といった感じではないでしょうか。

シャッターを自分で取り付けるのは困難であるため、工事を依頼するのが一般的。オプション工事は、腰高窓で1窓10万円ほど、掃き出し窓だともう少し費用がかかります。ですので、シャッターのない窓が多いほど、出費がかさみます。

シャッターのオプション工事は高額ですが、災害対策になり、防犯面でも安心感があります。せめて(縦すべり出し窓や小窓を除く)1階の全窓だけでも取り付けておくことをおすすめします。

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テレビアンテナ

テレビアンテナ

テレビアンテナは建売住宅には取り付けられていません。賃貸物件では取り付けられているのが一般的となっていますが、建売住宅では後付けします。

テレビアンテナは地デジ放送を受信するためのアンテナなので、「地デジ放送を見ない」という人に必要ありませんが、ほとんどの人が視聴するので設置する物件が多いです。

テレビアンテナには種類があり、

  • 八木式アンテナ(UHFアンテナ):工事費3~5万円ほど
  • デザインアンテナ:工事費3~5万円ほど
  • 室内アンテナ:工事不要

の3種類が主流。

室内アンテナは工事不要で、機器を室内に設置するだけで地デジ放送を視聴できるようになります。価格も1,000~5,000円ほどとリーズナブル。電波の受信は弱いのがネックですが、初期費用を抑えたい人には室内アンテナがおすすめです。

エアコン

エアコン

新築建売ではエアコンが1つも付いていません。

ハウスメーカーなどにオプション工事として依頼することもできますが、絶対におすすめはしません。理由は、そのハウスメーカーと提携しているメーカーのエアコンしか導入できず、選択肢がかなり狭まるからです。

家電量販店に行けば、もっと安いエアコンが見つかります。工事費用は10,000円〜15,000円ほどが目安で、ハウスメーカーに依頼するよりもグッと安くおさえられます。

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照明器具

住宅の照明器具「シーリングライト」とは?

新築建売の照明に関しては、「引掛シーリング(照明器具を天井に取り付けるための器具)」や電源確保のためのコンセントが壁面に付いてますが、照明器具本体は付いていません。

また、ダウンライトといった埋め込み式の照明も付いていません。照明がないと真っ暗な部屋で生活することとなり不便ですので、あらかじめ手配しておきましょう。

照明に関してもハウスメーカーなどにオプション工事として依頼することもできますが、選択肢がかなり狭く、ムダに高額なので絶対に依頼しないこと。特殊な工事が必要となる照明なら話は別ですが、シーリングライトなど一般的な照明器具は簡単に取り付けられるので、自分で手配しましょう。

関連記事照明計画のポイントと各部屋の照明テクニックまとめ

まとめ

賃貸住宅に住んだ経験のある方が、新築戸建ての見学に行くと「カーテンレールって付いてないんだ」「網戸もないの?」と驚くと思います。

新築戸建てでは、なるべく必要最低限の設備にとどめ、建物の費用をおさえて安く見せています。そのため、カーテンレールや網戸と言った、当たり前に思える設備が付いていません。別途、オプション工事として依頼する必要があります。

ご紹介したオプション工事はハウスメーカーで依頼することもできます。そのほうが自分で手配する手間が省けてラクです。ただ、高額になりがちなので、自分で設置できそうな設備は自分で設置し、ムダな初期費用をおさえましょう。

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