
フローリングの部屋であれば、ラグの購入を考える機会があると思います。
でも、「なぜ、ラグを敷くのか?」とラグの必要性に疑問を感じることってありますよね?おしゃれに見せるだけのアイテムだとしたら、ラグに必要性を感じない人も多いはず。
そこでこの記事では、「ラグを敷くと、どんなメリットがあるのか」その必要性について詳しく解説します。
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必要性1:ラグがあると暖かくなる
冬になると、「フローリングが冷たくて耐えられない」という経験をしたことはありませんか?
床暖房機能のないフローリングは、想像以上に冷たいもの。特に、冷え性の女性であれば深刻な問題。
そんな冷え対策に、ラグが役に立ちます。いくつもの繊維が絡まって作られているラグには、繊維の間に空気がたくさん含まれており、断熱効果が期待できます。
素材感のあるラグは、見ているだけで気持ちも暖まりますよ。発熱・温感機能のラグを敷けば、さらに冷え対策に効果的があります。
涼しくなるラグもある
ラグは一般的に「敷くと暖かいインテリアアイテム」として知られていますが、冷感機能の付いたラグもあります。
接触冷感生地を使ったラグを敷けば、触れた瞬間しっとりと冷たさを感じ、いつまでもサラッと感が続くので快適。
「冬は温感ラグを」「夏は冷感ラグを」と使い分ければ、ラグで手軽に模様替えもでき、過ごしやすい空間になります。

必要性2:インテリアのアクセントになる
色鮮やかで素材感のあるラグには、「ゾーニング効果」があります。
ゾーニングとは、空間を視覚的・機能的に分ける計画のこと。空間デザインを考えるうえで基本になるものです。
たとえば、ソファの下にラグを敷けば、「ここはリビングスペース」と視覚に訴えることができます。ラグを敷いてゾーニング計画を行えば、空間がまとまってスッキリと見せることができます。
ラグは面積が大きい分、敷けだけでお部屋の雰囲気をより一層引き立ててくれます。

必要性3:傷や凹みから守ってくれる
模様替えで家具を引きずったり、重い物を落としたときに気になるのが、「フローリングの傷」ですよね。
ソファやイスを少しだけ動かしたいとき、「わざわざ持ち上げるのが面倒だから」と、力任せに引きずってしまい、フローリングに傷を付けた経験は誰しもあるはず。
引きずらなくても、重い家具を長時間同じ場所に置いておくと、フローリングに凹んだ跡が残ります。
ソファやダイニングセットの下にラグを敷くことで、フローリングの傷や凹みから守ってくれますよ。

必要性4:音を吸収してくれる
マンションやアパートの2階以上に住んでいる方は、「下の階に生活音が響いていないか」と気になったことはありませんか?
音に関する隣人間でのトラブルは相次ぎます。小さいお子さんがいるご家庭では、特に気になる問題だと思います。
そこでラグの出番。ラグは繊維の間に空気を含むので、「歩行音」や物を落とした時の「衝撃音」をおさえてくれる機能があります。
厚みがあって、パイル密度(繊維の密度)が高いラグほど、吸音性も高くなります。防音機能の付いたラグなんかもあります。

必要性5:クッション代わりになる
繊維の間に空気をたくさん含んでいるラグは、保温性だけではなく、クッション性にも富んでいます。歩行時の衝撃を吸収し、疲れにくく歩きやすくサポートする機能も備えているのです。
住宅内では「歩行性」を重視している家庭は少ないですが、「クッション性」はあると便利。
座の暮らしで慣れている日本人は、イスやソファがあっても、気が付けば床の上に座る人も多いでしょう。そんなときに、ラグはクッション代わりに使えます。

必要性6:ゴミを吸着させる
複数の繊維が絡まってできているラグは、ホコリやゴミをキャッチし、ゴミが空気中に舞うのを防いでくれます。
実際に、「ラグを敷いた環境」と「敷かない環境」を比較すると、ラグを敷いた方がゴミが舞い上がらなかった、という実験データもあるくらいなのです。

最近では、ペット臭や生活臭などを防ぐ消臭機能の付いたラグもあります。電気を使わないで消臭ができるので、衛生的で経済的ですよ。
まとめ
フローリングにラグを敷くことの必要性についてまとめます。
- 冷気や熱を防ぐ
- ゾーニングができる
- 床や家具の傷つき防止
- 防音効果がある
- 歩行・クッション性がある
- ホコリを吸着してくれる
ラグは敷かなくても生活ができますが、あれば便利なインテリアアイテム。これだけの機能があるなら、フローリングの住宅への必要性は高まります。

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部屋を広く見せるラグの色選びのポイント
床に敷くラグ(カーペット)の色を選ぶ機会があったら、アイボリーや薄いグレーなどの白に近い色を選ぶことをおすすめします。白に近い色のラグは、空間を広く見せ汚れも目立ちません。
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