冬の室内でもっとも多い悩みが、部屋の寒さ。
女性にとっては、手先や足先が冷えすぎると霜焼けになってしまうので、部屋が寒いことは深刻な問題。
どうにかして、部屋の中でも暖かく過ごしたいものですよね?
そんな悩みを解決すべく、寒い部屋を暖かくするための対策を5つご紹介します。快適な部屋を手に入れるためのご参考にしてください。
関連記事 今あるドレープカーテンですぐできる!冬の夜の冷たい外気を防ぐ防寒術
対策1:窓からの冷気を防ぐ
家の中で外部に接する面は主に4つ。
- 屋根
- 外壁
- 窓
- 1階の床
家の中で外と接する面は、外の冷たい空気を部屋に伝えたり、室内の暖かい空気を逃がしてしまいます。
特に、外とを隔てる厚みがない窓は、部屋が寒くなる一番の原因。窓際から冷気が入るのをしっかり防ぎましょう。
-
「コールドドラフト」になる原因と3つの対策
部屋が寒いと感じたら、コールドドラフトが原因かもしれません。コールドドラフトの原因と、効果的な対策方法をご紹介します。部屋が寒くて悩んでいる人は、ご参考にしてください。
窓際にヒーターを設置する
北欧などの寒い地域では、窓際にヒーターを設置し、寒さ対策を行っています。
ヨーロッパに旅行した経験がある方は、窓際にヒーターがある光景を目にしたことがあるではないでしょうか?
暖房器具を窓下に置くことで、窓から部屋に入ってきた冷たい空気を暖かくし、部屋が寒くなることを防ぎます。
ヒーターはコストがかかりますが、部屋の寒さ対策には効果的です。
窓に断熱シールを貼る
「暖房器具を買うと出費が気になる」という方には、リーズナブルな断熱シート がおすすめ。
窓に1枚張るだけで空気の層ができ、外から部屋に冷たい空気が入るのを防ぎます。
断熱効果は抜群ですが、部屋に生活感が出てしまうことを念頭におきましょう。
対策2:床からの冷気を遮断する
窓から冷気が入るのを防げたら、次に気になるのが床の冷たさ。
床から伝わる冷気は、やがて部屋全体を冷やす原因を生みます。ラグを敷いたり、ホットカーペットを敷くなどして寒さ対策をしましょう。
ラグの繊維は空気をたくさん含んでいるので、断熱効果があります。また、見た目や手触りからも暖かく感じさせてくれるインテリアアイテムなので、寒さ対策に役に立ちますよ。
対策3:部屋の空気を循環させる
冬の部屋では、冷たい空気は下にたまり、暖かい空気は上へ逃げる現象が起こっています。
この現象も、冬の部屋が寒いと感じる原因の1つ。
放ったままでは暖房器具を付けても暖かく感じにくいので、部屋全体の空気を循環させましょう。
サーキュレーターが効果的
寒い部屋の空気を効率的に循環させるには、サーキュレーター を使います。
サーキュレーターは扇風機と違い、空気を循環させる働きがあるので、部屋が寒くはなることはありません。
また、夏には冷房とあわせて使うことができます。洗濯物を乾かすのにも使える優れもの。オールシーズン使えるのです。
最近のサーキュレーターは2,000円程度で購入できるモノもあるので、1つあると便利ですね。
実際に購入したら、壁に風が当たるように設置すること。壁にぶつかった風が、上に流れて空気がよく循環します。
対策4:部屋の湿度を上げる
室内において、人が感じる快適さには湿度も影響します。
一般的に快適とされる湿度は40~60%程度。しかし、エアコンなどの暖房器具を使用して部屋を暖めると、湿度が低下して体感温度も下がります。
たとえば、湿度が60%の部屋の空気を18℃まで暖めると、湿度は25%程度まで下がるといわれています。
湿度が下がると寒いと感じるだけではなく、風邪のウイルスも活発に動きます。
加湿器で体感温度を上げる
湿度を上げるためには、加湿器 を使いましょう。室内が同じ温度でも、湿度が上がるだけで暖かく感じます。
加湿器は買うと意外と高いので、今すぐに湿度を上げるには、ぬらしたタオルを部屋につるすだけでも効果的。
対策5:暖色を取り入れる
部屋が直接暖かくはなるわけではありませんが、「色彩心理」を利用すれば、心理的な寒さ対策ができます。
部屋に「暖色」を取り込むと、温かみを感じされせてくれるのです。暖色とは、オレンジや赤などの火や太陽を連想される色のこと。
暖色から放たれる目に見えない波長は、人を活発にさせる効果もあります。
気持ちが沈みがちな冬には効果的ですね。
クッションや小物なら気軽に取り入れることができますので、挑戦してみてください。
まとめ
部屋が寒いときの対策をまとめます。
- 窓からの冷気を防ぐ
- 床からの冷気を遮断する
- 部屋の空気を循環させる
- 部屋の湿度を上げる
- 暖色を取り入れる
これらの寒さ対策を行っても、「ピンポイントで暖かくしたい」って思うことはありますよね。
私が行っている寒さ対策は超基本的なことですが、手袋と靴下、スリッパを着用すること。
手袋は家事やパソコン操作などの利便性を考えて、指先に穴が空いているタイプを採用。100円ショップでも手に入ります。
指先に穴が開いていると、手先が寒くなるかとも思いましたが、手の甲が温まるだけでだいぶ違います。
スリッパはニトリなんかでも安く手に入りますし、室内用の靴下も衣料品店で安く手に入ります。これだけで底冷えの対策には効果的。
まずは、お金をかけずに基本的なことから始めるのも良いかもしれません。
-
今あるカーテンですぐできる!冬の冷たい外気の防寒術
冬の夜間に「部屋が寒い」と感じたときに、すぐにできる防寒術をご紹介。工夫するのはカーテンの吊るし方。どのように吊るすと、防寒対策ができるのか?詳しく解説します。
続きを見る