ラグを選ぶときに悩むのが毛足の種類。
ラグの毛足には、大きく「ループ」と「カット」の2種類があり、「どっちにしようか」と悩む人も多いのではないでしょうか?
この悩みは、私がインテリアショップで働いていたときに、お客様からよく相談を受けた内容の1つでした。
そこでこの記事では、個人的な見解も含めて、「ループ」と「カット」はどちらが良いのか解説します。
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ループのラグの特徴
「ループ」は、毛先が輪状になっているパイルのラグを指します。特徴は以下の通り。
- 弾力性・耐久性に優れている
- 遊び毛が少なく、掃除もしやすい
- ゴミが目立ちにくくメンテナンスしやすい
ループにもさまざまな種類があり、ラグの表面に出ている毛足の高さが均一なループを「レベルループ」と呼びます。
これに対して、高さを不ぞろいにしたループを「マルチレベルループ」と呼びます。毛足の高さの違いでデザインを生み、視覚的に変化を生ませているラグです。
カットのラグの特徴
「カット」は、輪上の毛先がカットされたパイルのラグを指します。
本来であればループになっている毛先を、あえてカットすることにより、見た目や肌触りに変化を付けています。
カットのラグの特徴は以下の通り。
- やわらかな肌触り
- ソフトな踏み心地
- 光沢が美しい
- 遊び毛が多い
- ゴミが毛足に絡まりやすく掃除が大変
一般的なカットは、毛足が5~10mmの範囲で切りそろえた「プラッシュ」と呼ばれています。
シャギーラグの特徴
カットのなかでも、毛足の長さが25mm以上があるラグを「シャギー」と呼びます。インテリアショップなどで見かけることが多いラグですね。特徴は以下の通り。
- 毛足が長いのでゴージャス感がある
- 豊かな触り心地が楽しめる
- クッション性に劣る
シャギーラグは、長い毛足によって陰影が生まれ、場所によって色の見え方が大きく異なります。購入の際には注意。
どっちの毛足のラグがおすすめ?
実用性で選ぶなら
カットに比べて、ループのラグはパイルが密に打ち込まれているため、適度な弾力性があり、耐久性に優れています。
ホコリなどのゴミも繊維の奥に入らないので掃除も簡単。実用性で選ぶなら「ループ」のラグがおすすめです。
小さいお子さんや室内にペットがいる家庭にも、ループのラグをおすすめします。
見た目や肌触りで選ぶなら
カットやシャギーラグは、触ったときのやわらかさ、なめらかさが最大の特徴です。冬に素足で触ると気持ちよく感じますね。
毛足が長いので装飾性も高い特徴があります。見た目や肌触りを楽しみたいのであれば、カットのラグがおすすめです。
まとめ
ラグの毛足を選ぶときは、「実用性をとるか」「見た目で選ぶか」で決まります。
掃除のしやすさや耐久性で選ぶなら「ループ」、肌触りの良さや見た目で選ぶなら「カット」がおすすめです。
ラグを敷く場所やご自身のライフスタイルも考慮して選んでくださいね。
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