いつもキレイに掃除しているはずなのに、どこからともなく沸いてでる害虫。
家の中を飛び回る「コバエ」にイライラした経験は誰しもあるはず。キッチン周りに潜む「ゴキブリ」は、見るだけでもイヤですし、退治するのも勇気がいりますよね。気が付きにくい害虫としては、「コクゾウムシ」なんかも挙げられます。
これらの害虫たちはキッチンを拠点に生育しますが、毎日の掃除だけでは防ぎきれないのが現状。
では、どうやって撃退するのか?この記事で解説するので、一緒に撃退しましょう。
キッチンの「3大害虫」とは?
生ゴミがたまるキッチンには、他の部屋よりも気持ちの悪い虫が寄ってきます。
特に多いのが、次の3大害虫です。
- コバエ
- コクゾウムシ
- ゴキブリ
夏に生ゴミを放置するとすぐに増殖するのがコバエ。
お米に住み着くのがコクゾウムシ。知らぬ間にお米と食べてしまう、なんてこともあるため、徹底的に撃退する必要があります。
ゴキブリは説明するまでもなく、どこからでも侵入してくる害虫ですね。
それぞれの害虫の撃退法を、1つずつ解説します。
キッチンのコバエの撃退法
まずはコバエの撃退法から。
コバエの発生原因
コバエにもさまざまな種類が存在しますが、キッチンでよく見かけるのは「ショウジョウバエ」。体調が約2~3mmと小さく、薄茶色のボディに赤い目玉が特長です。
ショウジョウバエの発生原因は、主にキッチンに放置した生ゴミです。生ゴミなどに卵をたくさん産み、10日も経たないうちに成虫になるため、こまめな掃除が欠かせません。
コバエの撃退法
根本的な撃退法は、生ゴミから発生する臭いを抑えること。フタ付きのゴミ箱でコバエが入らないようにし、また臭いが広がらないようにしましょう。
生ゴミを出すときにも新聞紙に包み、酢水やエタノールをスプレーしておくと、除菌・消臭ができて完璧です。
三角コーナーを使っている人は、放置せずにすぐに捨てるように。清掃していない排水管も危険です。定期的に掃除してください。
生ゴミが入った袋は、ゴミの日に出すように心掛け、コバエが増殖しにくい環境を整えてくざさい。
ちょっと面倒ですが、忘れずにやっておけばコバエは見かけなくなります。
キッチンのコクゾウムシの撃退法
次に紹介するのが、コクゾウムシ(穀象虫)の撃退法。はじめて聞く人もいるのでは?
認知度はコバエとゴキブリに比べて低いですが、キッチンに生息する身近な害虫です。
コクゾウムシの発生原因
コクゾウムシ(穀象虫)は穀物をエサにする虫。住宅の場合は、お米に潜んでいます。
お米を密閉できる容器に入れていないと、コクゾウムシが住み着きます。米びつに保管している場合も、容器を掃除しないと発生の原因になります。
コクゾウムシを食べても無害ですが、衛生的に気持ち悪いので撃退しましょう。
コクゾウムシの撃退法
コクゾウムシの撃退法は、「お米を密閉できる容器で保管すること」と、「容器をこまめに掃除すること」の2点。
こぼれた米を放置しておくと、コクゾウムシが寄ってきます。米びつに入れているなら、お米を入れ換えるたびに四隅まで水拭きし、保管のときは風通しの良いところに置きましょう。
唐辛子をお米と一緒に入れておくのも効果的です。可能なら、お米を冷蔵庫に入れて保管がおすすめです。
キッチンのゴキブリの撃退法
キッチンの3大害虫、さいごの強敵がゴキブリ。
ゴキブリの発生原因
ゴキブリの侵入経路としてもっとも使われているのが、「キッチンのシンク下」であることをご存じでしょうか?
シンクの下を整理しているときに、黒い影を見てしまった…という経験は、一人暮らしや主婦なら誰しもあるはず。
シンク下はスキマが多く、毎日の調理でエサとなる小さなゴミが落ちているため、ゴキブリが集まりやすい場所です。
ゴキブリの撃退法
今や、ドラッグストアやスーパーに行けば、さまざまなゴキブリ退治グッズがあります。もちろん、それを利用しても問題ありません。
撃退グッズを自作するなら、カラシとミントが効果的。カラシなら粉末タイプをティーバッグに入れ、キッチンのあちこちに設置します。ミントなら葉をちぎっておきます。
特に、シンクの四隅などに設置すると効果が期待できます。香りがなくなったら交換しましょう。薬局で売っている液体のハッカなども効果的です。
また、シンク下の小さなスキマをガムテープなどでブロックしておくと、侵入を防止できますよ。
まとめ
キッチン周りによく現れる害虫は、「コバエ」「コクゾウムシ」「ゴキブリ」の3つ。
コバエの発生原因は、生ゴミの臭いです。臭いが広がらないよう消臭し、生ゴミはこまめに捨てましょう。
コクゾウムシは、密閉した容器に保存し、容器はこまめに掃除をします。唐辛子を入れておくと効果的です。
ゴキブリの侵入経路は、キッチンのシンク下。侵入経路を防ぎ、カラシやミントを置けば撃退できます。