キッチンに素足で立ったとき、「床がちょっとベトベトして気持ち悪い‥」と不快に思った経験はありませんか?
特に、裸足で過ごすことが多い夏場には気になりますよね。油ハネや野菜クズなどで汚れやすいキッチンは、掃除機だけではキレイになりません。
では、キッチンの床のベトベト汚れは、どのように落とすのか?この記事で解説します。
キッチンの床の種類
キッチンでよく使われる床の材質は、2種類あります。床の材質によってお掃除の仕方が少し異なります。
- フローリング
- クッションフロア
フローリング
木の床なら、フローリングです。フローリングにも「無垢材」と「複合(合板)」がありますが、キッチンに無垢材は採用されないのが一般的。
クッションフロア
クッションフロアとは、大きなシート状の塩化ビニル系の床材のこと。色やデザインのバリュエーションが豊富で、木目調のタイプもあります。
キッチンの床を触ってみて、少し弾力を感じるならクッションフロアです。
フローリングのキッチンの掃除
キッチンの床がフローリングなら、板の溝のゴミをかき出してから、拭き掃除をします。掃除の頻度は、月に1度が目安。
用意するもの
床のベトベト汚れは、家庭にあるもので簡単に落とせます。
- 爪楊枝(竹串)
- 掃除機
- キッチンペーパー
- 台所用洗剤
キッチンペーパーは拭き掃除で使います。掃除をした後に捨てられるので便利ですよ。もちろん、古布や雑巾でも代用可能です。
台所用洗剤は中性~弱アルカリ性のモノが多く、キッチンのベトベト汚れを落とすのに最適。重曹やセスキ炭酸ソーダ水をわざわざ買いに行く必要はありません。
掃除の手順
- 爪楊枝で溝の汚れをかき出す
- 掃除機で吸い取る
- 汚れを洗剤で拭き取る
- 水拭きと乾拭きをする
先に、フローリングの板のスキマに入り込んでいる汚れをかき出します。使用するのは爪楊枝か竹串。ゴミが取り除けたら、掃除機で吸引してください。
次に、拭き掃除で床のベトベト汚れを落とします。水で薄めた台所用洗剤で床全体を拭き、そのあと、水拭きをします。
さいごに、乾拭きを念入りに行い、よく換気をしましょう。
クッションフロアのキッチンの掃除
クッションフロアは、メンテナンス性に優れた床です。ベトベト汚れが気になっても、水拭きだけで十分に落とせます。
もし、水拭きをしてもベトベト感が残るのなら、水に薄めた台所用洗剤で拭いてから、水拭きと乾拭きをしてください。
それでも汚れが落ちないのなら、「セスキ炭酸ソーダ水」を使って油分を落としましょう。
注意点は、アルコールやシンナーは使わないこと。クッションフロアの変色の原因になります。また、水が接着部分に残るとはがれます。しっかり拭き、乾燥させましょう。
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まとめ
キッチンの床は、油ハネや足裏の皮脂が原因で、ベタベタとした汚れに変わります。
落とし方は、水に薄めた台所用洗剤での拭き掃除が基本です。そのあと、水拭きと乾拭きをして、しっかり乾燥させてください。
調理が終わった後、キッチンペーパーでサッと水拭きするだけでもサラサラがキープできます。面倒ですが、習慣化させると気持ちよくキッチンで料理ができますよ。