ペンダントライトをダイニングテーブルの上に設置するとき、「どれくらいの数を、どのくらいの高さに設置すれば良いのか分からない」といった悩みをよく耳にします。
照明は、数や高さを間違えるだけで、途端に居心地が悪くなります。反対に、適切な数や高さを意識するだけで、居心地の良い空間を演出することも可能です。
では、ダイニングの場合、テーブルとペンダントライトの正しい設置数や高さはどれくらいなのでしょうか?この記事で詳しく解説します。
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ペンダントライトの正しい設置数
まずは、ペンダントライトの数について。
数はテーブルの大きさで決める
ダイニングのペンダントライトの数は、「部屋の広さ」ではなく「テーブルの大きさ」で決まります。
- テーブル幅 60cmに60Wを1灯
- テーブル幅 80cmに100Wを1灯
たとえば、幅120cmのダイニングテーブルを2人で使う場合、60Wの小ぶりなペンダントライトを2つ用意すれば十分です。
明るさが足りないと感じる場合は、ダイニングテーブルの中央にキャンドルを配置したり、ペンダントライトの数を増やすと良いでしょう。
部屋が暗く感じる場合は?
ペンダントライトのデザインによっては、ダイニングの天井部分が暗く感じることがあります。
また、部屋が極端に広く、ダイニングテーブルが小さければ、ペンダントライトの数によっては暗く感じることもあるでしょう。
しかし、明るくするのはダイニングテーブルの上だけが目的なので、「部屋が暗くなる」と心配する必要はありません。
どうしてもダイニング全体を明るくさせたい場合は、光の方向が上にも向いているシェード(照明の笠)を選びましょう。
ペンダントライトとテーブルの高さの関係
次に知りたいのが、ペンダントライトとダイニングテーブル高さ。適切な高さは決まっています。
60~80cmがベスト
適切なペンダントライトの高さは、ダイニングテーブルの天板から60~80cmが目安。この高さが良い理由は3つあります。
- 料理を立体的に見せる
- 向かい合う人の視線をさえぎらない
- 光源が目に入らない
ペンダントライトの位置が低すぎると、食事をするときに目線に入るので邪魔になります。
逆に高すぎると、見上げた時に光源が見えてまぶしく感じます。ダイニングテーブルから離れすぎると、十分な明かりも得られません。
まずは70cmくらいの高さを目安に設置し、そこから微調整してください。
まとめ
ペンダントライトをダイニングテーブルの上に設置するときのポイントをまとめます。
- 適切な数はテーブルの大きさで決まる
- 目安は60~80cmに1つ、120~160cmに2つ
- 高さはテーブルの天板から60~80cmが目安
大きなペンダントライト1つで足りることもありますが、単調な雰囲気になるのでおすすめしません。数を増やすと、華やかさが増しますよ。
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数は?サイズは?ダイニングに取り付けるペンダントライトの選び方
ペンダントライトは、シェード(ペンダントライトを覆う笠)の大きさや形によって照らす範囲が限定されます。シェードの素材もいろいろあり、その素材によって光の広がり方も変わってきます。
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