寝室はベッドが部屋を占領しているため、おしゃれに演出するのが難しい場所。家具のレイアウトも限定されているため、照明が空間の雰囲気を大きく左右します。
そんな重要な役割を担う寝室の照明ですが、いざ計画してみても「どんな照明器具があるの?」「組み合わせや選び方は?」など、悩んでしまう人も多いのでは?
そこでこの記事では、寝室をおしゃれに見せるための基本ルールと、おすすめの照明器具をご紹介します。
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寝室のライティング計画の基本ルール
まずは、寝室の照明計画の基本からご紹介します。
照明は生活にうるおいを与え、快適な住まいをつくる手助けをしてくれるインテリアアイテム。照明を意識するだけで、おしゃれでリラックスできる空間を演出できます。
シーリングライトは使わない
日本のどの家庭にもある「シーリングライト」。実はこの照明器具、寝室では基本的に使わないのが常識です。
昼間の太陽の明るさを再現したシーリングライトの青白い光は、睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌をおさえてしまいます。
ベッドで横になったときも、天井のまぶしい光が視界に入り、目を覚ましてしまいます。
さらに、寝室を均一に明るくするシーリングライトの光は、メリハリのないつまらない空間を生みます。
寝室をおしゃれに、リラックスできるように演出したいのなら、シーリングライトの使用は控えましょう。
天井にダウンライトを設置する場合は、ヘッドボードの真上に取り付けないように。
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シーリングライトはダサい!照明でおしゃれな部屋にする方法は?
なぜ、シーリングライトはダサいのか?その理由と、シーリングライトに変わるおしゃれな照明をご紹介します。
電球の色はオレンジを選ぶ
照明には、大きく分けて以下の3つの光の色があります。
- 青白い「昼光色」
- 太陽光に近いナチュラルな「昼白色」
- 暖かみを感じさせる「電球色」
好みもありますが、寝室に最適な照明の色は、オレンジの「電球色」。演色性に長けており、これだけでリラックスができるおしゃれな雰囲気を作れます。
「一室多灯」がベスト
照明のコーディネートは、小さいライトを組み合わせて効果的に使う「一室多灯」が基本です。
シーリングライトのような照明1つだけだと、雰囲気に応じた「光りのムード作り」ができません。
二人暮らしの寝室であれば、シーリングライトを点灯すると、相手を起こしてストレスを与える危険もあります。
あらゆる状況や気分に対応できるように、照明は複数を組み合わせて使う「一室多灯」を意識しましょう。
ベッドルームにおすすめの4つの照明器具
次に、寝室におすすめの照明器具をご紹介します。
スポットライト
寝室の天井照明を変えるなら、「スポットライト」がおすすめ。
スポットライトは照らす角度を自由に変えられるので、ベッドで寝たときに光りが目に入らないように調整ができます。
寝室に絵画やポスターを飾ってあるのなら、スポットライトで照らせばおしゃれに演出ができます。
テーブルライト
ベッドに入って、読書やスマホを操作することが日課であれば、手元を明るくするライトがあると便利。
ナイトテーブルの上の「テーブルライト(テーブルスタンド)」は、やわらかい光でほど良く寝室と手元を照らしてくれます。
シングルであればサイドテーブルの上に1つ、セミダブルサイズよりも大きいベッドであれば両サイドに2つ、テーブルライトを設けましょう。
照明が2つあれば、相手を起こさずに自分が好きなことを楽しめます。相手への配慮という意味でも、ベッドサイドの個々の照明は重要です。
フロアライト
「全体的な明るさが足りない」「寝室に奥行きをつくりたい」そんなときにおすすめの照明がフロアライト。
フロアライトを寝室の隅に設置すれば、視線が奥に導かれ、空間に立体感が生まれます。寝室が広い場合や、天井照明がない住居にも、明るさを補うための照明としても役に立ちます。
クローゼット用の照明
寝室に備え付けのクローゼットがあるのなら、専用の照明を設置すると便利。クローゼットの中が暗いと、服の色が実物と異なって見えてしまいます。
クローゼットの照明を選ぶときは、センサー付きがおすすめ。クローゼットを開ける度にスイッチを切り替えるのは面倒です。
照明の色は、服の色を間違えなく認識できることを優先して、白っぽいランプを選びます。
おしゃれに演出するための上級テクニック
寝室をさらにおしゃれに演出するための上級テクニックを2つご紹介します。
ベッド+間接照明
若い世代を中心に注目を集めている「間接照明」。やわらかで幻想的な光は、おしゃれな空間には欠かせない照明テクニックです。
寝室で間接照明を取り入れたいのなら、ベッド裏を活用しましょう。使用する照明器具は、棒状の「バーライト」がおすすめ。
ベッド裏にバーライトを仕込めば、簡単におしゃれな間接照明が出来上がります。
照明+観葉植物
ライトと観葉植物の組み合わは、もはや鉄板の照明テクニック。
ベッドサイドのテーブルライトの横に卓上の観葉植物を置けば、葉のシルエットが浮かぶのでおしゃれに見えます。
テーブルライトの光をうまく遮ることもできるので、照明がまぶしいと感じるときにも効果的。
大型の観葉植物があるなら、スポットライトを鉢に取り付け、下から上に照らしましょう。寝室の壁面に、葉の影が広がっておしゃれに演出できます。
まとめ
寝室を照明でおしゃれに演出するためには、以下の3つを意識しましょう。
- シーリングライトは調光式がおすすめ
- 電球の色はオレンジを選ぶ
- 照明は複数を組み合わせて使う
寝室は寝るためだけの部屋ではありません。1日の終着点であり、出発点でもあります。
日々の暮らしを豊かにするためにも、寝室の照明を工夫して、おしゃれで快適な空間づくりを目指してくださいね。
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