「冷蔵庫の掃除にはクエン酸が効く」「重曹を使えばキレイになる」「キッチン用アルコールが便利」…冷蔵庫を掃除しようと思ってネットで調べてみると、こんな情報を見かけませんか?
掃除グッズとして人気のクエン酸や重曹ですが、たまたま切らしている、そもそも持っていない…なんてこと、ありますよね。
せっかく張り切って掃除しようと思ったのに、「クエン酸がない」「キッチン用アルコールがない」となると、やる気も幻滅。
そんな不満を解消するために、クエン酸などを使わずに冷蔵庫をキレイにする「基本のお掃除方法」をご紹介します。
家にあるモノだけで掃除ができるので、安心して読み進めてください。
冷蔵庫の汚れの原因は?
冷蔵庫の棚板は、こぼれた食材や調味料などが原因で少しずつ汚れが蓄積します。汚れを放置すると、冷蔵庫内に悪臭が広がります。
扉部分にあるゴムパッキンは、意外と小さなゴミがたまりやすい場所。掃除をしないと黒カビの発生原因にもなります。
1日に何度も開け閉めする取っ手部分は、手アカで汚れていることでしょう。掃除機が入らない冷蔵庫の床下も、ゴミがたまっているはずです。
冷蔵庫の掃除に必要な道具
- キッチンペーパーか古布
- 台所用洗剤
- 綿棒
- クーラーボックス(あれば)
- 新聞紙(あれば)
汚れやすい冷蔵庫ですが、台所にあるモノを使えば十分にキレイにできます。
水と洗剤、拭くものさえあれば問題ありません。綿棒・新聞紙・クーラーボックスはなくても大丈夫ですよ。
冷蔵庫の掃除の仕方
- 電源を切る
- 中のモノをすべて出す
- パーツを水洗いする
- パッキンを綿棒で掃除
- 内側・外側を拭き掃除
- 食材を戻して終了
冷蔵庫の掃除の頻度は、半年に1度くらいが目安。「年末の大掃除のときに」「夏で冷やすものが増えたら」と覚えておいてください。
掃除時間は30分ほどです。
電源を切る
まずは安全のため、冷蔵庫の電源を切ります。電源プラグを抜くことで電源が切れます。
電源プラグはホコリが積もると発火の原因になります。ついでに乾拭きしておきましょう。
冷蔵庫の中を空にする
次に、冷蔵庫の内側を掃除しやすくするため、空っぽにします。取り出す食材は、新聞紙やキッチンペーパーの上に起きましょう。
夏は食材が痛みやすいので、冷房で部屋を涼しくしておくか、クーラーボックスで保管する方が安心。クーラーボックスがないのなら、冷凍庫に保管し、先に冷蔵室から掃除しましょう。
パーツを水洗いする
冷蔵庫を空にしたら、取り外せるパーツをすべて外し、台所用洗剤で洗ってから乾かします。
棚・トレイ・卵ケース・野菜室ケースなどのパーツは、基本的に取り外せます。
ゴムパッキンを綿棒で掃除
ゴムパッキンの溝は食べカスがたまりやすく、黒いカビも発生します。綿棒を少しだけ濡らして、軽く拭き取るだけでキレイになるので、気が付いたときに掃除しておくと良いでしょう。
綿棒がなくても、歯ブラシやキッチンペーパーでキレイにできます。
ゴムパッキンに黒いカビが発生している場合は、台所用漂白剤(キッチンハイターなど)を5倍に薄めて塗ってください。
5~10分ほど放置してから水拭きをすると、カビが落ちています。
内側・外側を拭き掃除
冷蔵庫の内側は、ごく少量の台所洗剤をつけたキッチンペーパーで拭き、汚れを取り除きます。そのあと、水拭きをすればキレイになります。
冷蔵庫の外側も同様に、台所洗剤を含ませたキッチンペーパーで拭き取ります。取っ手は汚れやすいので念入りに。
可能であれば、冷蔵庫の床や背面も拭き掃除をしましょう。
食材を戻して終了
さいごに、食材を元の場所に戻します。収納するときに、食材や調味料に付いた汚れを拭いておくと、清潔な状態がキープできます。
ついでに、不要な食材・賞味期限が過ぎた食材は処分しておくこと。
冷蔵庫の消臭方法は?
どんなに頑張って掃除をしても、しばらく使っていると臭いが発生します。
せっかく掃除をしたなら、臭いを抑えて気持ちよく使いたいところ。市販の消臭剤を使うのも良いですが、身近なモノでも代用ができます。
「コーヒーの粉・茶がら」を置く
使用済みのコーヒーのカスやお茶の葉は、消臭剤として再利用できます。そのまま捨てずに、よく乾燥させてから小皿かダシ用のパックに入れ、冷蔵庫に入れておきます。
「焦げパン」を置く
焼き過ぎて焦がしてしまったパン、賞味期限が切れてしまったパンは、思い切って真っ黒になるまで焼きましょう。「パン」が「炭」へと変わり、脱臭剤になります。キッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れておきます。
ただし、放置しすぎるとカビが生えます。様子を見て交換してください。
「重曹」を置く
脱臭剤として広く知られている重曹。今回の掃除には使いませんでしたが、もし持っているなら、ビンに入れて冷蔵庫の最上段に置いてみてください。脱臭効果はバツグンです。
焦げパンのように腐る心配がなく、使い終わったら掃除用としても再利用できますよ。
まとめ
冷蔵庫の掃除に使う道具は、キッチンペーパー・台所用洗剤があれば基本はOK。
掃除は、冷蔵庫の電源を切り、空にしてから行います。パーツはすべて水洗いをし、内側・外側は拭き掃除を。ゴムパッキンは綿棒を使うとゴッソリ汚れが取れます。
冷蔵庫は、意外と汚れやすい家電です。毎日使うものなので、半年に1度を目安に掃除をしましょう。