自宅のダイニングを、おしゃれな照明にしようと考える人は多いのではないでしょうか?
でも、いざ実践しようとしても、「ダイニングの照明って、どうやって工夫すれば良いかわからない!」とお手上げ状態になりますよね。
そこでこの記事では、ダイニングの照明の選び方から、組み合わせの例をご紹介します。
工事が不要で誰でも簡単に実践できる方法をご紹介するので、さいごまで安心して読み進めてください。
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天井照明をペンダントライトに変更する
おしゃれなダイニングにするためには、天井の照明を「シーリングライト」から「ペンダントライト」に交換するのがおすすめ。
小さいペンダントライトをいくつか並べれば、食卓を華やかに演出してくれます。
シーリングライトはNG
日本の多くの住宅では、「シーリングライト」が天井に備え付けられています。あなたのダイニングの天井にも、円盤型の天井照明があるのではないでしょうか?
シーリングライトはダイニング全体を均一に明るくしてくれますが、のっぺりした単調な雰囲気になってしまいます。
座る場所や向きによっては、ダイニングテーブルに影ができて食事がおいしく見えません。
自然と家族が集まり、会話が弾むようなダイニングを演出したいなら、テーブルの上の照明をペンダントライトに交換しましょう。
天井照明の交換方法
「ペンダントライト」とは、天井からコードやチェーンでつり下げるタイプの照明です。
光の特徴は、テーブルにできる「明かりだまり」。ダイニングに集まる人の心をひとつにし、自然と会話が弾みます。
ペンダントライトへの交換方法はシンプル。シーリングライトを取り外し、「引掛シーリング」にはめ込むだけ。特別な工事の必要はありません。
交換方法は、動画の1分経過あたりからが参考になりますよ。
ペンダントライトの数と高さは?
ペンダントライトの数が決まるのは、ダイニングテーブルの長さ。
60~80cmの1~2人掛けのダイニングテーブルであれば1つ、120~160cmの2~4人掛けのダイニングテーブルなら2つが目安です。
高さは、ダイニングテーブルの面から70cmくらいが目安。照明が邪魔にならず、適切な明るさになります。
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ペンダントライトとダイニングテーブルの適切な数と高さの関係
ペンダントライトをダイニングテーブルの上に設置するとき、「どれくらいの数を、どのくらいの高さに設置すれば良いのか分からない」といった悩みをよく耳にします。 照明は、数や高さを間違えるだけで、途端に居心 ...
ペンダントライトの選び方
ペンダントライトにも、さまざまなデザインがあります。照明の選び方のポイントは「光の出方」。
光がテーブルの上の狭い範囲を照らすものから、テーブルの天井まで明るくしてくれるタイプがあります。選ぶときは、シェード(照明の笠)の形状をよく確認しましょう。
長いダイニングテーブルにおすすめなのは、小ぶりなペンダントを2~3つ並べること。
見た目にもおしゃれで、食器をキラキラと輝かせてくれるでしょう。写真のように大きな照明1つだと、圧迫感が出てしまいます。
短いダイニングテーブルであれば、華やかな照明が1つあれば十分です。
照明の色は使い分けることが重要
ペンダントライトに交換したら、次に気をつけたいのが照明の色。
照明には白っぽい光と、オレンジ色の2種類があります。この照明の色1つで、ダイニング全体の雰囲気や食事の見た目が大きく変化します。
シーンに応じて色を使い分ける
くつろぐことを重視するのであれば、ダイニングの照明の色はオレンジ(電球色)がおすすめ。青白い光りでは落ち着きません。
たとえば、高級レストランでは温かみを演出するために、オレンジ色のやわらかな光りを採用しています。ダイニングを囲む人たちの顔色や肌がキレイに見える効果もあります。
ただし、子どもが勉強や作業を行うのであれば、視認性に優れた白っぽい光(昼白色や昼光色)が重要になります。
要するに、ダイニングでは、シーンに応じて照明の色を使い分けることがポイントです。
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ダイニングの照明は白?オレンジ?光の色の選び方
ダイニングの照明の光の色について解説します。「白」と「オレンジ」のどちらが良いか迷っている方のご参考になります。
光の色を簡単に切り替える方法
シーンに応じた光の色を使い分けるためには、電球を交換する必要があります。
しかし、「勉強の時に昼白色の電球に」「夕食のために電球色の電球に」と交換するのは面倒です。
そこでおすすめなのが、光の色を切り替えられる電球。
特別な工事も必要なく、お使いの照明の電球に適用できます。買い替えるときは、「口金」のサイズをよく確認しましょう。
連続した空間は色を統一する
照明を計画するときは、つながっている空間とのバランスも考えること。
リビングダイニングの場合、リビングの明かりが白っぽくて、ダイニングの照明だけがオレンジ色だと違和感を覚えます。連続した空間は、一体感を持たせるとおしゃれに見えます。
また、照明のデザインを選ぶときも、リビングダイニング全体のバランスを考えて選びましょう。照明のデザインだけを統一させても意味がありません。
ダイニング照明の組み合わせの例
では、ダイニングではどのような照明の組み合わせが考えられるのでしょうか?
ライフスタイルによって最適な照明の組み合わせが異なるので、ご家庭のダイニングの使い方をイメージしながら選んでみましょう。
組み合わせ例1:ペンダントライトのみ
ダイニングのテーブルの上に、ペンダントライトのみを配置する実例です。
ダイニングの照明では、テーブルの上だけを明るくすることが目的なので、基本的にペンダントライトのみで十分。
どんなに部屋が広くても、ダイニングテーブルの上だけ明るければ、自然とそこに人が集まり、食卓を囲めます。
組み合わせ例2:スポットライトのみ
ペンダントライトが好みではない場合、スポットライトがおすすめ。天井からつるさないスポットライトは、シーリングライトのようにダイニング周りがスッキリ見えます。
スポットライトは光の角度を変えられるので、部屋の模様替えなどでテーブルの位置を変える場合にも対応できるので便利。
取り付けは、ペンダントライトの交換の要領で行えます。
組み合わせ例3:ペンダント+スポットライト
ペンダントやスポットライトのみでは明るさが不安なのであれば、このつを組み合わせてみましょう。
ペンダントライトは食卓の上をピンポイントで照らし、スポットライトはダイニングの壁を照らしてくれます。
単純に壁を照らしても意味がないので、光の先に絵画やアートを飾ると良いでしょう。レストランのようなおしゃれなダイニングが手軽に演出できます。
さまざまな照明を組み合わせるときは、配線ダクトレールを使います。配線ダクトレールも、引掛けシーリングに簡単に取り付けが可能。
組み合わせ例4:天井照明+デスクライト
子どもがダイニングで勉強するときの照明は、天井の照明だけに頼るのはNG。照明を背にして座ったときに、手元が影になるので視力低下の原因をつくります。
「部屋全体」と「手元」の明るさを確保しましょう。
天井照明は、シーリングライトでなくても問題ありません。ペンダントライトやスポットライトなど、好みに応じて選びましょう。大切なのは光の色です。学校やオフィスなどの白っぽい光がおすすめです。
手元の照明は、利き手の反対側にデスクライトを設置してあげると良いです。
組み合わせ例5:天井照明+キャンドル
ペンダントやスポットライトなどの天井照明では、明るさが足りない場合があります。また、「もっとムードを感じられるダイニングにしたい」と思う人も多いはず。
そんなときにおすすめなのが「キャンドルライト」。
ダイニングテーブルの上に置くだけで、高級レストランのような落ち着いた雰囲気を演出できます。
キャンドルの心を和ませてくれる温かな光は、ダイニングを囲む人の表情を穏やかに変化させてくれるのです。
キャンドルを選ぶときは、電池式のLEDキャンドルがおすすめ。火の臭いも気にならず、手軽におしゃれを楽しめます。
まとめ
ダイニングの照明の選び方のポイントをまとめます。
- 天井はペンダントやスポットライトに替える
- ペンダントライトは光の出方に気を付ける
- 家具の移動が多いならスポットライトがおすすめ
- 光の色はシーンに応じて使い分ける
- 照明のデザインは周囲と溶け込ませる
ダイニングは照明の工夫が難しそうですが、ペンダントライトやキャンドルを置くだけで、手軽に雰囲気を変えられます。
照明の組み合わせ方は、工夫次第でさまざまなパターンが考えられます。自分のライフスタイルを見直して、最適な組み合わせを見極めましょう。
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ダイニングを照明でオシャレに演出!選び方のポイントは?
ダイニングルームの照明のポイントは、人の視線を食卓の上の料理に集中させ、そこにだけ暖かい雰囲気を作ること。
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